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Jリーガーになるために必要なこと

「どうやったらJリーガーになれますか」

これまで何度も聞かれた質問です。

プロサッカー選手になるにはサッカースキル、体力、走力、負けず嫌いな気持ちなど、さまざまなことが必要で、これをやれば必ずなれるという秘伝の書のようなものはありません。

ですが、私がプロサッカー選手になるまでの道のりで実際に経験し、必要だと感じたことはあるので、今回は「Jリーガーになるために必要なこと」というテーマでお伝えできればと思います。

こんな方におすすめ

・プロサッカー選手を目指している方
・お子さんがプロサッカー選手を目指している方
・スポーツをやっている方
・サッカーが好きな方
・スポーツが好きな方


Jリーガーになるために必要なスキル

「Jリーガーになるために必要なスキル」に心技体があります。


「心」

好きという気持ち、継続力、闘争心などの精神力が「心」にあたります。
思考力ややり抜く力、決断力、向上心、モチベーションなども「心」になります。

「技」

サッカーをプレーする際の技術が「技」にあたります。
シュートやパス、トラップなどの基礎技術だけではなく、ボールの奪い方、ボールを受ける時の動き出し、ボールを奪われないようにするキープなども「技」になります。

「体」

体力やスピード、俊敏性などの身体能力が「体」にあたります。
他にも瞬発力やジャンプ力、柔軟性、筋力などもサッカーに必要な能力も「体」になります。

心が全ての基礎となる

私はその中でも「心」を大切にしています。
「技」や「体」も必要ですが、それらを土台となって支えているのが「心」と考えています。
土台となる「心」を育んで整えていくことで、「技」や「体」をより成長させられるのです。


「心」の中で大切にしている3つのこと

私が「心」で具体的に大切にしていることは3つあります。

  1. 好きという気持ちを育てる

  2. 考えて行動に起こす

  3. 継続する

埼玉県選抜(国体)としてボカ・ジュニアーズと試合をした時の写真です

1. 好きという気持ちを育てる

私は小学校1年生からサッカーを始めました。
両親はサッカー経験者ではないのですが、ボールで遊ぶのが好きだった私を見てサッカーチームに入れてくれました。

最初は上手ではありませんし、友達とボールを蹴るのが楽しかっただけかもしれませんが、どんどんサッカーにのめり込んでいきました。時間が経つにつれて「サッカーが好き」「サッカーは楽しい」という気持ちを育ててきたのです。

中学生になって、少しずつ結果を出せるようになり、県内ではそれなりに知られている選手になりました。この時期からプロサッカー選手になることが夢から目標に変わっていったのです。

しかし、良い時ばかりではありませんでした。

高校2年生の時は試合に出られなくて悩んだり、思い描いた姿と現状のギャップに苦しめられたり、挫けそうになったことは何度もありました。

このような状況でも諦めず、プロサッカー選手を目指し続けられたのはサッカーが好きという気持ちがあったからです。
好きという気持ちが原動力でした。

2. 考えて行動に起こす

サッカーはミスのスポーツです。
なんせボールを足で扱っているわけですから、必ずミスは起こります。ミスをせず練習や試合を終えるなんてことはありえないと言ってもいいでしょう。そんなスポーツなのでうまくいかないことはたくさんあります。

だから、考えて行動する必要があるのです。

まずはミスした時に何が原因かを考えて、次に原因に対して何ができるのかを考える。そして、考えに基づいた行動をすることで小さな成長をする。このサイクルがとても大切だと思っています。

私は試合に出られていない時も「どうしたら試合に出られるか」「どうしたらシュートを打てるか」「どうしたら相手にとって嫌な選手になれるか」など、考えて、何かしら行動に起こすことで成長につなげてきました。ミスをミスで終わらせないことが成長につながったと思っています。

3. 継続する 

前述のとおり、私は考えて行動に起こすことで小さな成長をしてきました。この小さな成長でも成果は出るのですが、小さな成果しか出ません。できなかったことができるようになったり、得意なことがさらに磨かれたり、継続して小さな成長をかき集めることで大きな成果につながります。かき集めていたのは小さな成長ですが、気が付いたら大きな成長へとふくれあがっているのです。

私は浦和レッドダイヤモンズユースからトップチームに昇格をしてプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせました。
トップチーム昇格後に当時のGM(ゼネラルマネージャー)から言われた一言を今でもよく覚えています。

「高3になった時、エーコ(私のニックネーム)を昇格させるつもりはなかった」

苦しみ、くすぶっていた高校2年生の時はやはりプロへの道はひらけていなかったのです。
しかし、継続して小さな成長をかき集め続けたことで、確率がほぼ0だったところからプロサッカー選手になるという大きな成果につなげられました。0-5で負けているところから6-5にひっくり返すぐらいの大逆転でした。

私は継続の持つ力を知っています。
継続することで得られることがたくさんあるのです。

最後に

今回「Jリーガーになるために必要なこと」として心技体があることをお伝えしました。
私はその中でも「心」が全ての基礎だと考えていて、特に以下の3つことを大切にしています。

1.好きという気持ちを育てる
2.考えて行動に起こす
3.継続する


小学校1年生からサッカーを始めた少年は、好きという気持ちを育て、ミスをしたら考え行動し、継続して小さな成長をかき集めたことでプロサッカー選手になれました。そして、約20年のキャリアを積み、37歳になっても現役選手としてプレーしています。
この記事を一つの参考にしていただき、私をひょいっと追い越していく選手がたくさん出てくることを願っています。


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