12/7~12/8
VRChatにログインし、Unityで頭を抱えながら導入していった新しい髪型や衣装の実装具合を確認する。……というか、この確認作業が地味に時間を食う。一つひとつの挙動をチェックするだけでも手間だし、メニュー画面もとりあえず必要なものを詰め込んだだけだから、ぐちゃぐちゃになっている。整理しなきゃと思いつつ、いつになるのやら、とため息が出る。
そんなふうにあれこれと試行錯誤していると、通知が飛んできた。フレンドからのインバイトだ。今いるホームワールドは、ログイン直後に飛ばされる場所なので、インバイト設定にしてある。そういえば、ステータスは前日にオレンジ(AFK)にしたままだった。それでも、わざわざ依頼を送ってきてくれたんだなと思うと、なんだかじんわりと嬉しくなる。
依頼を承諾して待っていると、しばらくしてフレンドがやってきた。私の新しい髪型を見て、「可愛い」と言ってくれる。その一言に、驚くほど心が揺さぶられた。嬉しさで、泣きそうになる自分がいる。たったそれだけの言葉なのに、今までの苦労がふっと軽くなる気がした。