11月26日~27日
いつものように夜、添い寝マッチングへ。ふとLaunch padを覗いてみると、フレンドがオンラインになっているのが目に入った。場所はパブリックの添い寝マッチングワールド。2日前、私がログアウトする直前まで一緒にいてくれた人だ。
正直、VRChatにおける「フレンド」というものがまだよく分かっていない。ask meってなんだろう?とか、ローカルルールや暗黙の了解がどこにあるのかも手探り状態だ。始めてからまだ1か月ほどしか経っていないし、知らずに空気を壊してしまうのが怖い。それだけに、こうしてパブリックインスタンスにフレンドがいると、気軽に会いに行けるのがありがたい。もちろん、これは添い寝マッチングワールドだから成り立つことで、他のコンセプトのワールドだったらきっとそんな簡単にはいけないだろうな。
陰キャらしい思考だな、なんて自嘲しつつフレンドのもとへ行ってみた。ワールド内を探すと、フレンドはすでに横になって寝ているようだった。隣にはもう一人、一緒に寝ている人がいる。フレンドのフレンドなのか、たまたま同じ場所に居合わせた人なのかは分からないけれど、パブリックワールドではよくある光景だ。
タグを一応確認してから、フレンドの隣にそっと横になる。その姿を見て、改めて思う。
可愛いなぁ。どうやったらこんなに可愛い見た目を作れるんだろう? 髪を撫でてみると、それに反応してふわふわと揺れる。ケモミミも撫でた方向に動いて、たまらなく愛らしい。
そのままフレンドを撫でながら、ほんのり暖かい気持ちに浸る。時折、奥にいるもう一人にも手を伸ばしてみる。この人もまた、可愛い。二人とも小柄で、髪型も顔立ちもきちんと「可愛い」が完成しているんだ。
すると、二人とも反応してこちらを見てくれた。どうやら起きていたらしい。挨拶代わりに手を振ると、フレンドが立ち上がり、ポータルを開いた。
あらら、もしかしてお邪魔だったかなと少し不安になったけれど、二人が手招きしてくれて安心した。どうやら、誘ってくれているようだ。
次のワールドに移動すると、三人で横になることに。私が真ん中という状況になってしまい、少し恐縮してしまう。二人から撫でられたりしながら、私も二人を撫で返しているうちに、いつの間にか寝落ちしてしまった。