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【『存在の詩』〜03beat〜 『青空の下のエロスとタナトス 』 】


僕たちは、
この世界の
デタラメだらけの
真っ只中で
何を信じればいいのだろうか、、、

本日のnoteは
僕の書いた
この詩を
届けたい






【青空の下のエロスとタナトス】




青空の下

さっきまで
一貫性を持たないカオスのように
僕の頭上に
浮遊していた雲達は

僕の足下に
健気に咲いている
その小さな花に

恍惚としている
その束の間に

いつのまにか
消えて無くなっていた


鳥のさえずりを誘うような
穏やかな風と僕の心は
シンクロしているというのに

僕が生きる
もうひとつの世界では 

一貫性を失った
文明というシステムの
血液の流れが止まり 

今まで穏やかに感じていた
人々の心の正体が
暴かれ 

安定を失った
混乱した風に吹かれている


野性に怯え

野性から離れ

野性を都合よくコントロールする事で
手に入れたと思いこんでいた
その煌びやかな穏やかさという
たてものは

残酷に
無慈悲に
瞬時に

廃墟であったという真実を
曝け出している


裸になった廃墟に
官能的に絡みながら浸食していく
野性


その光景に俺は
どこか深い場所で
恍惚と興奮している


青空の下
こちらの世界での僕は
もうひとつの世界の光景に
重なるように

愛する女性の
全てが欲しいと
激しく求め

深い源にある泉から湧き上がる
性的衝動が

僕の心の廃墟の
大地を覆う
コンクリートの下の
深い源から 

緑溢れる野性が湧き上がり
官能的に絡みつくように
僕を浸食する

頭上には、
青空を隠すように
ふたたび
一貫性を持たないカオスが
現れてきているけれど 

もう

気にはしない


今の僕が
唯一
信じれるのは

この性的衝動だけだ

だから
この衝動のまんま

この先の未来なんて
考えないで

コントロールなんて
出来ないまんまでいい

不安定なまんまでいい


僕は

このまんまでいいから

転がり続けて

生きたい



《word by HIROTO》


photo by HIROTO


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