「習い事の知識・経験が全くない。」と口出しできないの?
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
球技初心者の私が子どもとしていること。
私には、3人の娘がいます。
その3人は、同じ球技の習い事をしています。
うちのパートナーが、昔からしているスポーツで、
私は、素人。
パートナー、玄人。
という形です。
だから、試合の際は、私よりも
パートナーのほうが、熱が入り
応援も指導も
必死でやっています。
(私たちのチームでは、保護者が指導することもあるので。)
みなさんも似たような経験はありませんか?
子どもがしていることに関して
知識
経験が
全くない。という経験。
そんな時、素人の私(たち)にはすることがないのでしょうか。
「素人」が強みになる!
私は、「素人」ということが強みになる!と思っています。
以前、こんな記事も書きました。
親が、子どものやっていることに精通していないことが
逆に「強み」になることだってあるのだと思います。
※知っているからこそ!のプラスの面もあります。
「知らいない」を「強み」に代える関わり方
①「えらそうに」ならない。
まず、大事なのは、
「お父さん、やったことなんだ。」ときちんと認めることです。
子どものプレー(やり方)で、言いたいことができても、
一緒に考えるというスタンスを取ることが大切かもしれません。
私の娘のしているスポーツでいうで
「ここは、こうやって動くんだ!」
「このときには、~しなさい!」などと
口を酸っぱくして言っても、
プレーもしたことのない自分からすると、
その時の状況を想像することはできません。
もしかすると、
技術的に追いついていないのかもしれません。
誰かが死角になって気付いていないのかもしれません。
ですから、
「素人がえらそうに」口を出さない。というのは、
大切なスタンスだと思います。
※もちろん、えらそうでなければ、言うことあると思います。
②聞き役に回る。
「あの時、どう考えていたの?」
「あのプレーの時、どこを見ているの?」
「どんなプレーがしたかったの?」
などなど、知らないのをいいことにいろいろと
素朴な疑問を
ぶつけるのは、
「素人」がやりやすいことかもしれません。
私は、この「聞き役に回る」とか「振り返りを促す言葉かけ」が
とっても大切だと思っています。
この振り返りを促す言葉かけはには、コツがあります。
そのコツに加えて、
「素人」の「知らない・分からない」だから「教えて」という
スタンスで子どもに関わることは大切だと思っています。
③一緒に上手くなろう精神。
球技の習い事は、だいたい相手があるものが多くあります。
キャッチボール1つにしても、1人の壁当てより
相手がいたほうがいいですよね。
だから、一緒に〇〇しよ。というスタンスで声をかけるのがいいのだと思っています。
もちろん、運動が苦手で親ができない場合は、
練習ができる公園などに連れていくというのもいいと思います。
テニスなどの場合、壁打ちができる公園ってありますから。
そこで一緒にしないまでも、ビデオで撮影をして
後から振り返るようにするというものいい方法だと思います。
時には、ボール拾いをしてあげるのもいいかもしれません。
④常に応援団。
プレーが上手くいこうが、
プレーが上手くいかまいが、
「素人」なので、こちらがいらいらすることも少ない気がします。
もうあんなにうまくなっている!と
素人側からの目線で子どもを見ることができます。
経験者だと、もうここまでできてもいいはずと
上のレベルからの目線で、子どもを見てしまう人もいるのではないでしょうか。
もちろん、経験者の方も
常に応援団だと思います。
ただ、素人だからこそ、無条件におうえんできることってあるのだと思います。
最後に…
子どもが一生懸命、何かに取り組むってすてきなことですよね。
中学校3年生までがリミットと考えると
親子で一緒に何かに取り組める期間って
本当に短い間です。
子どもが小さいころには、思いませんでしたが、
少しずつ大きくなるにつれ、
それを強く感じるようになりました。
今できることを
できるときに
一緒に楽しく過ごしていきたいと思います。
たとえ素人であろうとも。