お金持ちがお金持ちである所以

先日、私はバイト先で優しいお金持ちに出会った。

昨年の１０月から私はグランピング施設でバイトを始めたのだが

仕事内容はお客様のお部屋の中で、お客さんと一緒に会話をしながら
夕食を作ると言うもの。

私は月２回しか出勤していないので、超絶レアキャラなバイトではあるのだが
なぜか、人とのご縁の引きが凄くて
毎回すごい出会いを果たしている。

今日は、とんでもないお金持ちの一人のおじちゃんについて書いてみようと思う。

おじちゃんにはきれいな奥様と、可愛くて物静かなお嬢さんがいて
その日は、ご家族３人でご旅行に来られていた

私はおじちゃんご家族と一緒に、いつも通り楽しく一緒に夕食を作り出す。

おじちゃんとの会話をしていると
どうやら、おじちゃんがホテルの経営をしていることが分かってきた。

でも、どーせたいしたホテルじゃないやろ！なんて
内心思っていたのだが、おじちゃんが見せてくれたホテルの写真が度肝を抜かれるレベルのホテルだった。

え？？？？ぇえええええ？

むちゃくちゃすごいきれいなホテルやないかい！！
むしろ、今日も、そっちのホテルに泊まりに行った方が良かったんじゃないか？と思えるくらい素敵なホテルを経営されていた！！

そして、話をしている中で、財団を運営されているとのこと。

おうぅうう。また財団お金持ちシリーズ来たな！！と私は思った。笑

と言うのが、私は半年前にも財団を持っているお金持ちとお友達になっている。

またまた、財団級の本物のお金持ちに出会ってしまったのだ。

ここで、余談だが、お金持ちにも色々な段階があると思っていて

脱線はするが、それについても話をさせてくれ。これは完全に私の独断と偏見が入っているので、読みたくない人は飛ばしてくれ！！

まず、世帯年収５００～９００万
お金がないと言いながら暮らしている人が多い。浪費も非常に多い。ブランド物はそこまで持っていないが、少額での出費の頻度が多く、結局支出額が多くなる。コンビニを多用したり、お金がないと言いながら節約ができていない。

世帯年収１０００万そこそこの家庭
普通の生活をしていることが多い。何不自由なく暮らしてはいるが、お金持ちと言えるほどでもなく、割と謙虚。堅実で節約をしている人も多い。

世帯年収１５００万〜２０００万
ちょっとバブリーな生活をしている。車や、装飾品にお金をかけ出す。
ブランド品を好む傾向あり。自分は金持ち。そんな自覚と、見栄が見え隠れする。金遣いは割と派手。

世帯年収５０００万
ブランドものも持つが、自分の気に入ったものが一番と思っている。世帯年収１５００万の人より、ナチュラルにブランドものを使っているイメージ

財団を持つ億万長者
ブランドも持ってはいるが、正直興味がない。お金に対してすごく倹約家。財布の紐は固い。庶民に対しても優しいし、気遣いもできる。ただ、私は私！！と言った意志の強さが感じられる！
自分が良いと思ったもの、ことに真っすぐに進む傾向あり

さて、話を戻すが、おじちゃんとの会話の中でやはり、財団級のお金持ちは視点が違うな！と思ったことがたくさんあったのでまずはそこをお伝えする。

まず、お部屋に入るなり、どうすればもっとお部屋が素敵になるか？自分ならどんなお部屋にするかを考えだす。

施設が建設される前は何が立てられていたのか？
自分がこの施設を運営するならいくらくらいで運営ができるのかを考えだす

この施設に連れてきたら喜びそうな人のことを考え出す。

あとはひたすら私と、施設と、ご飯を褒めに褒めてくれていた。

こちらは接客する側だったが、あまりに褒められて、むちゃくちゃ上機嫌になっていく。
そして、自然ともっとサービスをしたくなってしまう。

本当に人を動かすのが上手いなと思ったのだが。

おじちゃんはお金の使い方もむちゃくちゃ上手かった。

と言うのが、夕食が終わった時、おじちゃんはティッシュに一万円を包んで私にくれた。

「今日はありがとう！袋を準備してなくてごめんね！これ、お子さんに何か買ってあげて！」と

そして、私は人生初のチップと言うものをいただいたのだが、それだけでなく、
『せっかくのご縁だから、僕のホテルにも泊まる時は半額にしてあげるよ！ここが僕の連絡先だから、家族でホテルに泊まりたい時は連絡してきてね！
サービスするからね！今日は本当にありがとうね！』と。

で、最初はチップもらってハッピー！！となっていたのだが、あとからこのお金の使い方について私なりに考察を行ってみた。

おじちゃんは一万円を私に渡す
☟
自分のホテルの案内をする
☟
ホテルの料金を安くして泊まらせてあげる

これをすることでおじちゃんにおきるであろうメリットは何か？

これは、おじちゃんのホテルの宣伝を知らず知らずのうちに私がしてしまうことにあると思う。

例えば、チップをもらったら嬉しくて誰かに話してしまう！
くれた人がどんな人かも話してしまう。

知らず知らずのうちに、私はおじちゃんのホテルを宣伝してしまう。

そして、もし、私がホテルに泊まりに行って、そこが良かったら、多分、グランピング施設に来ているお客さんにも、ここ！！良かったんですよ！！と話してしまう可能性がある！！

おじちゃんのホテルと価格帯が似ていることから、このグランピング施設に来ているお客様も、おじちゃんのホテルを知れば行く可能性がでてくる。

そう思うと、おじちゃんは非常に価値のある１万のお金を使ったと思うのだ。

ホテルの代金以外で、チップを払う！！
日本ではそこまで浸透していないこと。
やる人が少ないからこそ、このチップと言うお金が、相手の気持ちを猛烈に爆上げさせる！

そして、きっと私は、おじちゃんのホテルを宣伝してしまう。いやいやでも。頼まれた訳でもなく。本当にごくごく自然に。

ただただ喋りたくて喋ってしまうと言う流れ。

これがおじちゃんの人生の中では、ナチュラルに行われているのだ。

これをおじちゃんが意図してやったかどうかは知らないが、

結果、お金持ちはこうやってお金持ちになるんだなと納得したのだ！

目の前の人を大切に！

自分が感動したり、感謝の気持ちにお金を払う！

人に親切に、怒らない！

ものすごく当たり前のことのように思うが、この当たり前ができてる人はどれほどいるのだろうか？

基本に忠実に！！

お金もちは、きっと基本にめちゃくちゃ忠実に生きているのだと

今回の出来事で学んだのであった。