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ここで「ボールは大切」というお話し
実はゴルフにおいてボール選択はクラブ選択よりも大切な面があります。
よくパットイズマネーなどと言われますが、私にとってはパットもさることながらアプローチイズマネートゥーなのであります。
で、アプローチショットですが、距離、ライ、グリーンの状態等に合わせて出来るだけピンそばに寄せようと思うと、どうしてもスピンを効かせなければ寄らないという場面が出てくる。
その時初めてボールの性能の差が出てくるのです。
ところで、最近のトッププロはどんなボールを使っているのか。
今はやりのchatgptに聞いてみました。
そしたら、やっぱりタイトリストpro v1がトップに出てきましたね。
その他にはテーラーメイドTP5、キャラウェイBXなど。
私はタイトリストpro v1を愛用しているのですが、やはりスピン性能が良い。
昔、研修生だった頃は毎日夕方のハーフラウンドで研修生同士のかけゴルフだったので、アプローチショットがピタッと止まるかどうかで勝敗に大きな差が出るというのを嫌というほど思い知らされました。
それが、ボールへのこだわりとなったわけです。
ただし、いくらボールの性能が良くても、その性能を引き出す打ち方も必要です。
ここで問題! どうしたらスピンがかかるのか。
その答えは一般ゴルファーに多いスピンがかからない打ち方との比較で分かってきます。
スピンがかからない打ち方の秘訣は手首をいわゆるフリップさせる…つまりは右手を手のひら側に折るような(左手は手の甲側に折れるような)手首の曲げ方をインパクト直前からやればよいのです。
プロ的にはロブショットと言われるショットの手首の使い方。
これでボールは上がるけどスピンはあまりかからない。
逆にスピンをかけるときは手首をフリップせずにフェースがボールに対して一定の角度で当たるようにすればよい…けどちょっと難しいので詳細はまたいつか書きます。
それで、スピン性能の良いボールはスピンがかかりながら低い弾道で飛び出しますが、スピン性能の悪いボールはポコーンと上にすっぽ抜けるような高い弾道となってしまいます。
逆に言えば、スピンがかかるように打ってみて弾道の高低を確認すればそのボールのスピン性能が手に取るように分かるわけです。
と言う事で、一般的には飛ぶボールを使いたいという人が多いと思いますが、実はスピン性能の優れたボールにはもっとスコアにつながる要素があるというのも分かっていただきたい。
でもね、昔、杉原輝夫という小さなプロがいらっしゃって、この方は背が低くて飛距離があまり出ないので、飛距離を求めてスピン性能など無視して先ほど書いた上にポコーンとすっぽ抜けるようなボール(確かキャスコのボール)で何度も優勝してました。ですから、スピン性能が全てではないと言う事も付け加えておきます。
ではまた。
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