「お金2.0」佐藤航陽さん
めちゃくちゃ面白い。初めて読んだのは2年ほど前ですが、今読んでもすごく新しい。
prime readingで読めてしまうので、マジでオススメです。
資本主義の話や、テクノロジーの話など、本当にたくさんの「世の中」のことが佐藤さんなりの見方で語られます。
▶︎お金ってなに?
お金ができた理由は、「価値」という漠然としたものをやりとりするためのものであり、価値の保存、尺度、交換の役割があると言われています。
もともと、お金は、物々交換の不便さを補うために発達しました。
たしかに食べ物はすぐに腐るし、重いし、保存に適さない。
初めは貝殻とか金属とか紙だったようです。
「一万円あげる」と言われたら誰でももらうけど、「生魚あげる」と言われたら、冷蔵庫と相談することになる。
価値の保存が難しいですよね。
お金って、冷蔵庫に入れなくても価値が落ちるわけではないですよね。
▶︎いかにお金をツールとして使えるか
お金と聞くと、なんか嫌な感情が湧いてしまうこともあります。
あえて考えないようにしようとか。
でもお金はただの道具であり、ハサミやペンと同じ。
感情と切り離して道具として考える。
こういう議論自体、次の世代には不要になってるはず。
お金がただのツールであることは当たり前になっていると思うし、お金に特別な意味を感じているのは私たち世代が最後になるでしょう。