何も、書けませんでした。(考察できなかった)
『BanG Dream! Ave Mujica』第7話について。
何も、書けませんでした。全く、なにもです。
まとめることはもちろん、そのためのテーマも思い付かず…。
書けなかったのには、3つの理由があります。
一つ目は、見どころを自分の中で整理しきれなかったからです。
第7話は、
祥子ちゃんと睦ちゃんの(モーティスはともかく)和解。
CRYCHIC再集結、そして、最後のライブ。
といったストーリーの大筋の他、
自分のために立ち回ってた時はアッサリ切り捨てられてたのに(『It's MyGO!!!!!』第8話参照)、誰か(睦ちゃん)のために動いた時の方がパワーMAXになるそよちゃんや、
睦ちゃんを守るために顕現したのに、今はむしろ邪魔になってしまっていることに悩むモーティス。
そして、Ave Mujicaでの自分のスタンスを遠回しに批判された後で、バンドとしての理想像を見せつけられて悔しがる海鈴ちゃんなど、
『It's MyGO!!!!!』から散りばめられてきた細かい要素の一つ一つを前フリとしたシーンなど、感想や考察をしたくなるような見どころが多くありました。
それらを、私は全て拾おうとしたのです。
結果、頭がパンクしました。
テーマを絞りこむこともしなかった末に、私の文字を打ち込む指はどんどん遅くなっていったのです。
二つ目の理由、それは気持ちの整理ができなかったからです。
CRYCHICの歌唱・演奏シーンは
ぶっつけ本番で臨んだから不安定、
それでいてこれまでの経緯を知る者(視聴者含む)にとって心を揺さぶられるものでした。
それは私も同様です。
…なのですが、その一方で
「愛音ちゃんと楽奈ちゃんは、どんな気持ちで見てるんだろ…?」
という考えが頭から離れず、文字を打ち込む指をさらに遅くしてしまったのです。
自分たちのバンドメンバーが、目の前で違うバンドをめっちゃ気持ちこめてやってるのって、
たとえ経緯を知っていたとしても複雑なのではないか。
気持ちの整理がつかなかった私は、これが全く言語化できませんでした。
三つ目の理由は、「正解」を他人に委ねてしまったからです。
現役のバンドマンの方が『Ave Mujica』を観ながら感想を述べる動画がありまして。
その方の視点はとても鋭く、
CRYCHICを見守る愛音ちゃんと楽奈ちゃんの心境の推察や、
睦ちゃんへの差し入れにそよちゃんがキュウリを持っていった意味など、
自分が整理できていなかった部分や、全く気がつかなかったところにまで目を向けていました。
その時私は
「あ~言いたいこと全部言語化してくれたわ~」
そう考え、文字を打ち込む指を完全に止めてしまったのです。
人の考え方は千差万別で、「全部言語化」なんてあり得ません。
似ていたとしても、自分なりの意見はあったはず。
私は、「正解」を人の答えに委ねたことで、自分の中にあったはずの第7話への意見を消してしまったのです。
今回の記事は、見どころと気持ちの整理をつけないまま、「正解」を人の考え方に委ねて自分の意見を消した私自身の後悔を書きました。
見どころを全部拾おうとしないこと。
自分の感情の置き所をしっかり定めること。
そして自力で答えを出すのをやめないこと。
胸に刻みます。
完全に個人的な内容になってしまいました。
それでも、ここまで拙い文章を読んだくださりありがとうございました。
今後とも、読んでいただけたら幸いです。