日記
図書室の暖かさと連日の寝不足が重なって、私はペンを持ったまま、数分かあるいはもっと長い時間、意識を無限の彼方へと送り出していた。
コンタクトとドライアイの相性は言わずもがな。眼がカピカピするので片目ずつ開いたり閉じたりを交互に繰り返しながら、昨日手に入れたばかりの雑記帳に何とは無しに書き始めている。
本日の選手は無印のなめらか油性ボールペン黒0.7mm。頻繁に筆記用具を無くすうえ、あまり物にこだわりの無い性分なので不定期に筆箱の中身総入れ替えを(不本意ではあるが)開催している自分であるが、次の総選抜にはこいつも加えてやっても良いかもしれない。なんてったって油性だ。加えて無茶苦茶安い。
前置きはさておき、今こうして文字を書いているのはこれが自分と向き合うための一つの手段であると思ったからだ。普段の生活を顧みた時、落ち着いて自分と向き合う時間は意外と無いことに気づく。手始めにここ最近の自分のことについて、気づいたことを書いてみようと思う。
先日、先輩を誘って昼にタイ料理の店を訪れた。
土日限定でランチをやっているというので以前から目をつけていたのだ。
さて、今夜(昼)私が頂くのはマッサマンカレーです。テーブルの向かいに座る先輩はナシゴレンです。
後から隣の席にかけた二人組が、運ばれてきた先輩のナシゴレンを見てメニューのどれなのか尋ねるので先輩はこちらですよ、とメニュー表のナシゴレンを指差す。気のいいお兄さん達のサンキュースマイルを受けてしばらくすると、隣のテーブルに二皿のナシゴレンが。店に入ってすぐのテーブル席のちょうど角の方に座っていた私は、いつの間にか3人分のナシゴレンに囲まれてしまっていた。背水のマッサマンカレー、四面ナシゴレンである。
下書きに長い間溜めてあったこれをいい加減終わらせてやりたいのですが、なんせ続きを書いたノートを紛失してしまったのです。背水のマッサマンカレーってなんやねん。
2022年秋頃の日記