rekordbox 7.0 人柱記録 (5/16時点)
クロノ・F・翔太郎です。
アニクラDJ普及率99%のrekordbox、そのver7.0がリリースされたので人柱RTAを行います。
結論だけ先に言うとDJをするだけなら7は中々に便利。
ただしVDJをするなら6一択といった感想。
・仕様
https://rekordbox.com/ja/feature/overview/
・変更、追加機能
コラボレーションプレイリストは未来永劫使うことがなさそうなので割愛。
一応説明しておくと複数人で同じセットリスト、楽曲データを共有できる機能らしい。使い道は今のところ思いつかない。
・使用感
一通りの操作感は現状6とほとんど変わらない。
冒頭でも述べたがDJをするだけならAI機能を搭載して純粋な進化を遂げており、早めにバージョンアップして慣れていくのも良いと思う。
ちなみによく言われている解析時のグリッド精度は未だ完璧ではなくほぼ6と同じ感覚。
また、後述するがとある機能が削られておりその分動作がスムーズになっている印象。自分の環境では起動と終了が6と比べて明らかに早い。
セットリストやCUE、設定等もインストールするだけで6から完全に引き継がれ逆に7の設定も6に自動反映される為、調子が悪ければ6の方を起動しプレイするといった対処ができるので6ユーザーならほぼノーリスクか。
裏を返せば無理に7を使わなくても問題無いとも言える。
・問題点
上述の通り、「DJ」としてプレイするならほとんど問題ないが「VJ」としてプレイしたい場合、最大の問題点が存在する。
上のUI画面で気付いた人もいるかもしれないが、レコボ唯一にして最大の利点とも言えた「レコボリリック」が消滅している。
冒頭で述べた「VDJなら6一択」という理由がまさにこれで、まるでディズニーランドからディズニー要素を取り除いてただの遊園地になったような誰得ぶりでありバージョンアップでビデオ機能の強化がされるどころかまさかの弱体化というとんでもない仕様変更がなされた。Pioneer(企業)がpioneer(先駆者)要素を捨ててくるとは誰が予想出来ただろうか。
使っていた人なら分かると思うがこの一点だけで7を使う理由が一切存在しなくなるレベル。幸い6では依然健在でプチリリとの連携自体が解除されたわけではない為、開発側が切り捨てたとしか考えられないがこれに関しては史上最悪の改悪とも言える。今後のアップデートで復活する可能性は0ではないがレコボリリックを使いたいなら現状7でプレイすることは諦めるしかない。
ちなみにレコボビデオのSpout出力もさりげなく削除されており、レコボリリックと合わせてSpout出力が3つも消滅した為、前述の動作が軽くなった要因の一つだと思われる。もしかしてそのためだけに消したのか?
・総評
新機能を使いたいなら7。そうでないなら6で良いというのが個人的見解。
Intelligent Cue creation、Collection Radarなどスタンバイフェイズでは6より明らかに優位な点があり、準備は7で行い実際のプレイは6にするという選択肢も充分あり。自分はそういう運用をする予定。
リリースされた直後なのでまだまだ様子見の段階ではあるが思ったよりは安定しているイメージ。進化の余地は十分にあり、AIを搭載しているという点から使うなら早い段階で使い始めて調和していくのが良いと思う。
レコボリリックの消滅さえなければ自分はすぐにでも完全移行するつもりだったがもしかしたら今後復活しないとなると永久に6に囚われてしまうかもしれない未来に頭を抱えている。というか未だに5を使っているという人も多いということに驚きを隠せない。
以上です。