001.『理想のお母さん』は程遠い、、、とほほな話し。
深夜24:00、そっと布団から寝返りを打ち携帯を打ち始める。
わんぱくざかりの2才の子供が寝静まったこの時間が、やっとわたしの時間になる。
この時間のわたしの心の声は『やれやれ』である。お迎えに行った後から、食事を作り、共に食べて、お風呂に入り、歯磨をして、眠りにつくまで暫し絵本を読む。
その間ずーっと、ずーっと、ずーーーーっと、わたしは『お母さん』をやっている。
夕飯の玉ねぎの皮を一枚剥き始めたところで、「ママー、これやってー!!」、ちょっとまっててーと二枚目の皮に手をつけ始める頃にまた声が掛かる。
洗濯物を畳んでいる間、ほっと一息をつこうとすると「ママー、お人形さんにトントンしてあげて〜」と共に遊ぼうの声が掛かり、
布団を取り込もうとするその間にも、「ママー、こっちーこっちーきぃーてぇーーーー」と騒ぎ始める。
優しさいっぱいの子育てをしたい!!!と夢見たあの頃がなつかしい、、、。
子供が起きている間中いつも、いつも、いつも、わたしは『マ マ』をやっていて、いつの間にか『ただの わたし』はどこかに行ってしまったような気持ちになる。いったい、私はどこにいっちゃったの??!
深夜わたしが携帯で自分1人の時間に戻るとき、思わずこんなに大変なお母さんは世の中、どんな気持ちで『ママとわたしを生きているのか』、その片鱗を感じたくなる。
頭で分かってても、このやれやれな日々はいったい何なんだ!!!と、そんな『わたし』と『母親』の間を探求する日々を綴ってみたい。