破産しないマーチンゲール法をシミュレートしてみる

こんにちはらいつんです。前回の記事でマーチンゲール法のシミュレーターを作成し、分析を行った結果資金力がないと破産してしまう結果となりました。そして今回はマーチンゲール法において連敗回数が重なった時に投資金額を元に戻し、破産する確率を減らした際に資金は増やせるのかを検証したいと思います。

今回検証する手法について

前回以下の記事で検証したマーチンゲール法を改良します。といっても、手を加えるのは負けた回数が一定以上(p回)を超えた時に投資金額を最初の状態に戻します。こうすることにより、連敗数が重なりすぎて資金がショートしてしまう可能性はグッと抑えられるといった予測になります。

条件設定

資金:1000000円

投資開始金額:1000円

勝率:50%

ペイアウト:2倍

試行回数:100000回(前回よりも増やしてみました)

連敗上限:8回➡︎この回数に達すると投資金額が初期化される

使用言語:Python3.7.1


実装コード(前回とほぼ同じです。違うのはif文の負けた時の中身ですのでその部分だけ掲載します)

負けた回数を8回にしているのは投資累計額が255000円になりこれ以上増やすと一気に資金がショートしてしまう可能性が上がるからです。(これでも十分ヤバめ)

loss_limit=8 
//負けた時は投資額を2倍にする
       if(num >= p):

           //この部分が新規追加項目
           if(loss_count == loss_limit):
               bet = bet_ini
               loss_count = 0

           else:
               bet = bet*2
               //負けた時は回数をカウントしておきます
               loss_count += 1
        



検証結果

-10万回の試行を3セット行った結果

-1セット目

画像1

す、すごい...  一気に100万くらい下がってるポイントがあるので最初にその波が来なければ割と順調に増えてる???

-2セット目

画像2

1セット目よりも上昇の波は安定していて300万を超えたあたりから一気に増えている...  ただ200万以上一気に下がっている部分もありますね。ただ、破産する気がしない結果となりました

-3セット目

画像3

中盤から資金が下降気味でそのまま連敗が続き投資金額がリセットされてもなかなか増えずに12000回手前でショートしてしまいました。最初に連敗が続きすぎると資金が回復するまでにショートしてしまうのが辛いですね...


まとめ

今回の記事ではマーチンゲール法に手を加えてより破産がしない手法の検討を行いました。結果は今回検証したペイアウト(2倍)、勝率(50%)において10万回の試行回数で順調に資金が増える可能性を見出せました。その一方で資金が十分にない状態で最初から連敗が重なりすぎると破産してしまう可能性も秘めている事も合わせてわかりました。今回の設定条件で普通に取引を行うと資金は変わらないままなので、本手法の利点は十分にあるかもしれないですね。(普通に取引した場合の期待値が1/2*2000+1/2*0=1000円で投資金額と変わらないため。実際に検証してみると面白いかも)資金のある方はハイローオーストラリアでもやってみてください笑


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