「ゲーマーズ!」読了感想
みなさんこんにちは、SoLs@です。
今回から、本格的にライトノベルの感想をnoteにも投稿していこうと思います。noteでの読了感想は多少のネタバレを加えて話すので、読んだ人もしくはネタバレを気にしない人はこれより下を読んでください。
さて、今回紹介するライトノベルは、
『ゲーマーズ! 1巻』
もう人気作となった青春系ラブコメです。
作者は葵せきな先生で、「生徒会の一存」シリーズも手がけています。
ファンタジア文庫では「巨塔」となるぐらいの力を持つライトノベルだと思います。
さて、今回はそんな「ゲーマーズ!」の感想を書いていこうと思います。
でも、僕もネタバレはあまりしたくない人なので、前編の要点だけをまとめた上で、1巻全体の感想を書いていこうと思います。
※ここからネタバレを含みます!
前編の要点をおさらいします。
主人公の雨野景太(あまのけいた)は「ゲームが趣味」の高校2年生。
休み時間もソーシャルゲームをして、日常を満喫していたそんな景太が、学年一の美少女である天道花憐(てんどうかれん)に「ゲーム部に入らないか?」と誘われる。
ゲーム部はちゃんと部として成り立っており、互いが互いの好きなゲームに没頭し、国内・国外ランキングでも中々の成績を納める部員ばかり。
同じく天道に誘われた三角瑛一(みすみえいいち)はゲーム部に入る決意をするが、景太は「自分がやりたいゲームはここにない」と考えてゲーム部の勧誘を断ってしまう。
その後、執拗に天道に追いかけ回される景太だが、持ち味(?)の鈍感でさまざまな状況を回避してしまう。
だが、実は状況とかではなく、天道は景太に恋心を抱いていたのだ!
それさえも「怒っている」と勘違いしてしまう景太、関係はどうなるのか…
(後半は自分の目で確かめてほしいです)
ここから、僕の読後感想になります。
まず、景太の鈍感は凄いと思いましたね。
途中から笑ってました。ラブコメで笑うことって僕はあまりない(ボケシーン等はよくある)ですが、普通に恋心が隠すことができてない天道さえも「怒っているのかな…」の一言で片付けられるの凄いなって思いましたね。
まして、あの「鈍感」なキャラではないと、「ラブコメ」として展開が進みづらい、もしくは進まないのではないかと思いました。葵先生凄く考えていますね…
「鈍感」であるからこそ展開が気になってしまい、ラブコメあるあるでもある「関係の交差」が生まれやすくなっているのかもしれませんね(推測)
また、ゲームへの「考え方・思い」が登場人物それぞれ違って、それらが交差することによる人間関係の変化や態度の変化が生まれているところも凄くいい味を出しているように思えました。
ゲームという環境が取り巻く交差や、ゲームの内容による交差、ゲームに取り組む姿勢による交差など、さまざまな交差があってとても面白い作品になっていると思います。
ゲームを純粋に楽しみたいのか、それとも競技としてプレイするまで熱中したいのか、思いの違いだけでも別の人間関係が生まれている、そんな感じがしました。
今まで読んできたラブコメ1巻の中では、トップ5に入るぐらいしっかりしている(1巻のみで)ラブコメで、次巻以降が凄く読みたいライトノベルでした。
以上、今回の感想でした。
それでは、次の感想でお会いしましょう。
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