「ピンチをチャンスに!」入社して10年を振り返る
皆さまこんにちは。
サーモンと日本酒大好き、純米シャケです。
ライフィの2023年のテーマは「ピンチをチャンスに!」。
ライフィに勤務して10年。3月には11年目となる私ですが、過去を思い返すと私が入社してから何度かのピンチがありました。今日はその事について語らせていただきます。
(1)突然の病気。生保担当が不在となる
1度目は私が入社して1年半ほど。
2014年8月。当時のライフィはライフワークバランスというものはなく、残業時間も気にせず働く社員が大半でした。
そのくらい、目の前の仕事で忙殺されておりました。
生命保険の営業担当(Iさん)より一本の電話がありました。
内容は「朝から手足が痺れるということで病院に検査にいく」とのこと。
社内では心配する声も聞こえたが、心配しても仕方がないし、目の前の業務は手を動かさないとなくらないため業務に集中。
当時はバイトとして働いていましたが、ウェブの修正で手いっぱいながらも受電対応。
バイトでしたが、そのくらい忙しい毎日を送っていました。
業務に忙殺されていると一本の電話が。
電話をとった社員の反応からすると、どうやら通話相手はI氏の家族。
通話を終えるとその社員の口からこういう病名が
「Iさん、ギランバレー症候群だったらしいです」
ギランバレー症候群とは自己免疫疾患の一つで、しびれや運動麻痺などが起こる病気。
私は初めて聞く病名でしたが、その病気を知る社員からは「Iさん、もしかしたら1年以上復帰できないかも」など社内も騒がしくなり…まもなくして、緊急会議がはじまりました。
その社員の分の仕事を誰がどうするか、損害保険の営業担当、経理総務、法人営業、経営陣。
全員が手分けをして彼が持っていた業務を協力して回そうと真剣に議論。
何ができるかを考えた私は、彼が行っていた生命保険営業の電話対応をカバーするため、生命保険の募集人資格の取得を決意。
生保の営業担当が1年以上戻れないことを覚悟しながら全員が業務を調整しました。
奇跡的に、その生命保険の営業担当はギランバレー症候群を乗り越えて、数か月で復帰。
私が生保の営業のサポートを行う事はありませんでしたが、今思うと「会社がピンチだったからこそ、自分も何かできないか?」と私も含めて考えた場面だったと思います。
それと、この事件をきっかけに代表も社員の健康の大切さを改めて実感。
ノー残業デーを少しずつ増やすなどから始まり、現在のライフワークバランスにも繋がった会社のピンチでした。
「ギランバレー症候群」になった社員の話は、こちらで閲覧できます。
(2)サイバーインシデントとサイト復旧
もう一つのピンチが2020年10月、サイバー攻撃にあったことから自社のサイトを停止。
各機関や関連会社への連携や、データの確認などを数か月に及んで対応を行いました。
この時も営業・システム部・ウェブ担当・経営陣が自分たちの管轄は関係なしに、
「自分たちがやれることは何なのか。」
「誰に何をお願いできるか。」
必死になって1人1人が対応を行っていたと記憶しています。
サイバーインシデントが終わった後も今度はサイトを1から構築。
サイバー攻撃を受けてから約4か月ほどで、サイバーインシデントの対応を終わらせ、かつ土台となるサイトを構築公開。
サイバー攻撃を受けてから約4か月でサイト公開までを行えたのは、社員一人一人が「自分には何ができるか」を考えた結果、無事にピンチを乗り越え、現在のライフィがあります。
ピンチだからこそ一人一人が自ら行動する。しかし、行動できない人もいる
ここからはライフィに限らない一般的な価値観も含みますが…「ピンチはチャンス」という言葉を聞き、信じている人もいれば、「馬鹿くさい」と一蹴する人も存在するでしょう。
ピンチは辛いです。逃げたくもなりますので仕方ないかもしれません。
しかし、逃げた時点で目の前のチャンスを捨ててしまっているわけです。
苦しい時も、ピンチはチャンスという言葉を信じ立ち向かう事。
これが大切となるわけです。
ピンチはチャンス。しかし決して焦らない
「ピンチはチャンスだから自分が働ければ何とかなる」のように無理な残業や休日出勤をしてでもやり遂げようとする人。
自分だけではなく、周りにやり遂げさせようとする人も世の中に存在します。
計画的で一時的な残業などによって、ピンチを乗り越えるのは決して悪くはないことです。
しかし、先が見えない残業などを続けると健康や精神に支障を来たし集中力も落ち業務時間が増える。
更に業務時間が必要となり残業が増えて、更に業務時間が必要となり…という負のスパイラルができ、最終的に病気などにもなりかねません。
そのため、長期的に見てチャンスに変えることが大切です。
簡単なことではありませんが、健康を意識しつつ、メリハリをつけ、ピンチをチャンスに変えることに挑み続けたいです。
純米シャケ
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