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UXリサーチを組織に広げる次へのステップ(RESEARCH ConferenceプレイベントLT書き起こし)
※この記事は 2023/04/17 に行われたResearch Conference プレイベントLTでLIFULL UXリサーチャーの小川が登壇した内容を書き起こしたものです。
自己紹介
それでは私の方からもライトニングトークとして「UXリサーチを組織に広げる次のステップ」というお話をさせていただきます。
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LIFULLで UXリサーチをやっている小川と申します。今は UXリサーチャーとしてLIFULLの各サービスの UXリサーチを行っているんですけれども、元々は今でいうフロントエンドエンジニアとして開発をやっていました。
開発をしながらユーザビリティ評価やユーザー調査していたら、いつの間にか UXリサーチャーになっていたといったような経歴を持っています。
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私が所属しているLIFULLというのがどんな会社かというと「あらゆるLIFEを、FULLに。」というコーポレートメッセージのもと、ソーシャルエンタープライズとして社会課題を事業として解決し続けることを目指しています。
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主力事業は LIFULL HOME'S というサービスです。「誰もが自分らしく"したい暮らし"に出会える」そんな世界の実現を目指して取り組んでおります。
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主力事業以外にもですね。地方創生や介護など、社会課題の解決に取り組む数多くのサービスを開発運用しております。
LIFULLのユーザーファーストな開発を推進する組織について
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そんなLIFULLで、組織横断的にユーザーファーストな開発を推進しているのが、私の所属しているユーザーファースト推進ユニットというところです。
さまざまな背景のメンバーが集まっていて、まさにユーザーファーストに取り組むためのチームといった構成になっています。
業務としては担当サービスがあるわけではなくて、各サービスを開発運用している複数のチームとやり取りして業務しています。
ユーザーファーストな開発のためには、利用者の現状を知ったり、どんなふうにサービスが扱われているかって知ることはとても重要だと思うので、そんな背景もあって、ユーザーファーストへの取り組みの一つとして UXリサーチを行っています。
UXリサーチを組織横断的に取り組むチームができて7年
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メインの話ですね、「UXリサーチを組織に広げる次へのステップ」というところで、私の所属している組織ができて実は7年経つんですけれども、その取り組みを紹介していきたいと思います。
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最近の大きなトピックがありまして、私の所属しているチームが大きくなりました。
去年、実はリサーチカンファレンスでお話しさせていただいたんですけれども、その時は「品質戦略部の一部としてユーザーファーストを推進しています」ということをお話しました。
「RESEARCH Conference 2022」に登壇してきました
今は、去年の10月からなんですけれども、品質戦略部から独立をして、品質の枠にとらわれずにユーザーファーストを推進しています。UXエンジニアも加わってですね。役割も組織も今までより大きくなっているかなといったところです。
やれることを地道にやっていたら、いつの間にかすごい勢いづいてきた
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今回の私たちのように、組織が大きくなるというのは勢いを感じるすごく分かりやすい出来事だと思うんですけれども、実はユーザーファースト推進のチームが立ち上がってから、目に見えて分かりやすい勢い、弾みというのは何度か訪れているんですね。
こういう勢い弾みが起こる時っていうのは、結構私のイメージだと「ドン!」と起きて、すごく慌てるっていうのが毎回のパターンで、その中でも「1, 2年先になるかな?」みたいなふうに思ってたことが、いきなり「来月からお願いします。」みたいな状況になったりもして、慌てるっていったこともありました。
立ち上げ当初は特にですね、目の前のことからやっていこうみたいな気持ちでやっていたのに、「あれ?やれることを地道にやっていたら、いつの間にかすごい勢いづいてきたな?」と、めちゃめちゃ慌てるみたいなことを毎回毎回体験しています。
自覚はなかったけど意外とやることはやってきていた
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とはいえですね、「出来事が何か起こるからには、何かあるんじゃないか?」っていうふうな感じで、ユーザーファースト推進でやっていたことをちょっと整理してみました。そしたら、自覚はなかったけど意外とやることはやってきていたなっていうような印象があります。
例えば、2020年に役割が拡大した時期があったんですけれども、その時期は 少し前から実施するUXリサーチの種類を広げたりとか、UXリサーチャーの職種を作ったりとか、そういったことが波及して役割の拡大につながっているのかな?というふうに思っています。
今回の組織の拡大のような時はですね、開発チームにユーザーファーストをより浸透していくためにUX成熟度の活用を始めたりとか、あと開発チームで広がっているプロダクトマネージメントとの連携を始めたりとか、そういったことが組織の拡大に波及したのかなというふうに感じています。
モメンタムっていうのは、行動した後からついてくる
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今回、こういった機会をいただいて大きな勢い弾みっていうところが起きたところを起点に振り返ってみて気づいたことが2点ありました。
目の前のやれることをやっていたら、勢い弾みが後からついてきたなっていうこと。
もう1点が、サポートしてる相手、私の場合は事業を開発しているチームですけれども、その流れに乗っていたら、狙ったところからも勢い、弾みってちゃんとついてきたなっていうことです。
私が体験してきたモメンタムっていうのは、行動した後からついてくるのかなというふうに感じています。
私からのライトニングトークは以上になります。ありがとうございました。
登壇者について
小川美樹子
テクノロジー本部ユーザーファースト推進ユニット
UXリサーチャー / 人間中心設計専門家