静岡県熱海市に移住した豊田潤二郎さんのLOCAL MATCH STORY~ケーブルテレビ勤務から地域密着に関心~
2023年10月より、静岡県熱海市にとって初の地域おこし協力隊として着任された豊田潤二郎(とよだ・じゅんじろう)さん。
熱海市にてテレビ番組のロケ支援や観光誘致に携わっている豊田さんですが、着任するまでは、ケーブルテレビ会社で番組制作を担当していました。地方への移住、地域おこし協力隊という働き方の選択肢は、テレビ番組制作という仕事の中で生まれたそうです。熱海市に移住を決意した理由や、現在の活動にかける想いを伺いました。
ー元々は番組制作のお仕事をされていたとのことですが、熱海市への移住や地域おこし協力隊という働き方に興味を持ったきっかけはありますか?
豊田さん(以下、豊田):前職のテレビ番組制作の仕事の中で、地域密着の面白さを知りました。ただ会社が大きくなっていくにつれて自分がやりたいこととの乖離が大きくなっていき、地域に密着する機会が減ってしまって、もっと地域密着型の仕事がしたいと考えるようになったんです。地域密着をテーマにした仕事はどんなものがあるんだろうと探すうちに、フィルムコミッションだとか地域おこし協力隊が出てきたりして、少しづつ情報収集を進めていました。その中で、その二つが合わさった熱海市の募集を見つけ、面白いなぁとおもったのがはじまりでした。
ー募集している求人から、LOCAL MATCHを知ってくださったんですね。
豊田:そうですね、熱海市の募集をきっかけにLOCAL MATCHを知りました。今回着任した地域おこし協力隊の業務では、テレビ番組のロケ支援を行っているのですが、「熱海市がロケ支援をやっている」ということも、前職の職業柄認知してはいました。なので、ここならテレビ番組制作の経験を活かしながら、自分のやりたかった「地域密着の仕事」ができると思ったんです。
ーご自身の経験を活かせる仕事内容と、地域密着というテーマにマッチングしたということですね。ちなみに、地域おこし協力隊という働き方に不安などはありましたか?
豊田:「地域おこし協力隊」という働き方があるということは数年前から知っていましたし、今回の熱海市の地域おこし協力隊についても、募集内容から興味を持っていました。地域おこし協力隊という働き方に関しての不安はそこまで感じていなかったです。
ー他にも地域おこし協力隊募集のサイトやサービスなどはご覧になっていましたか?
豊田:はい。他にもいくつか地域おこし協力隊のポータルサイトは見ましたが、その中でもLOCAL MATCHさんはわかりやすく、気楽に見られるところが魅力だなと思いました。
ーありがとうございます! そう言っていただけると励みになります。選考の際に印象に残ったことはありますか?
豊田:事前面談のときに「聞きたいけど聞けない、聞きづらい」という雰囲気がなく、助かりました。「おためし地域おこし協力隊ツアー」は前職の業務の都合でタイミングが合わず、参加することができなかったのですが、事業担当者の山田さんからお声掛けいただき、実際に熱海市まで足を運びました。その際に直接お話をさせてもらい自治体さんの本気度を感じることができました。よく聞く募集内容と実際の業務が違っていた、といったことも恐らくないだろうな、ということも確認できました。
ー実際にお話をすることで働き方や暮らし方が具体的になっていったのですね。では、実際に地域おこし協力隊に着任されて、どういった活動を行っているのか教えてください。
豊田:現在は事業担当者の山田さんと、もう1人の地域おこし協力隊の方の3人体制で、テレビ番組のロケに同行しています。前職の経験を活かしつつも、熱海市のローカルルールも知っていかなくてはと思うところも多いです。
ー実際に暮らしながら働くとなると、その地域のこともよく知らないといけないですよね。実際に熱海市に移住して、いかがでしたか?
豊田:地域の面白さに気付きましたね。観光面ですと熱海駅周辺ばかりに注目が集まりやすいですが、南熱海あたりも面白いスポットがたくさんあるなと感じ、もっと知ってほしいと思いました。「南熱海が面白い」といった感じで情報発信もしてみたいと思うようになりました。
ー実際に生活する中でやってみたいことも増えていったんですね! 豊田さんがこれからやっていきたいことや目標をお聞きしてよいでしょうか?
豊田:YouTubeでバラエティ的な企画での情報発信にも挑戦してみたいです。ケーブルテレビ番組制作時代にバラエティ番組を制作していたので、その経験を活かせたらと思います。今回の活動内容はロケ支援・誘致ということで、制作側の視点を持っていることは自分の強みだと考えています。地域に入り込んでいって、制作会社から選んでいただけるような動きをしていきたいです。また、地域おこし協力隊は期限付きの仕事なので、将来的に起業などを見越していけたらと思いますね。
ー最後に、これから地域おこし協力隊になりたい人へメッセージをお願いします!
豊田:正直まだ、地域おこし協力隊について正しく知られていないところが多いように感じます。とにかくきちんと調べて、実際に足を運んでみて、担当者さんと話してほしいと思っています!
ー豊田さんにとって「やりたい仕事」を軸に、実際にその地域を訪れて、ご自身の希望を具体化していくことが、地方移住において大切なことだと感じました。今回は貴重なお話をありがとうございました!
(終わり) インタビュー時期:2023年12月
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\熱海市地域おこし協力隊 石原さんのインタビューはこちら/
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