不動産事業者のルーツを辿ると様々な職業に繋がりました
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不動産会社ってコンビニより多いって本当?
街中にはたくさんの不動産会社がありますよね。特に駅前などは、交差点のあちらにもこちらにも不動産会社がある、といった光景も珍しくありません。
令和2年度(令和3年3月末時点)の宅建業者と宅地建物取引士の統計によりますと、不動産業者(宅建業者)数は 127,215 業者。
日本フランチャイズチェーン協会によると2021年11月度の全国のコンビニエンスストアの店舗数が 55,928 店舗なので、いかに不動産業者が多いかがわかるでしょうか。
「不動産会社」の誕生前に活躍した人たち
今でこそたくさんある不動産業者ですが、いつ頃から、どのようにして生まれたのでしょうか。
宅地建物取引業法(宅建業法)が制定されたのが戦後の昭和27年(1952年)のこと。
不動産会社、として社名を掲げていた会社が出現したのは、明治時代の中期頃からとみられています。それ以前は、実質的に不動産業の仕事をしていたり、副業として現在の不動産業のような仕事をしていた人たちがいたようです。
どのような人たちが不動産業のルーツとして活動していたか、ご紹介します。
1.町内の有力者・世話役
江戸時代の前身は「町名主・五人組」などの町役人か、その流れを汲む人たち。かつて、土地の売買などに立ち会ったり、保証人として関わっていました。そのため明治以降も、不動産売買や賃貸の世話を依頼されることがあり、職業化したものと考えられます。
また、貸家持ちの人から管理を頼まれたことから、管理をしながら空家になった時の入居者あっせんなどを手がけるようになった人もいました。
2.個人金融業者・小規模銀行
融資を行い、不動産を担保にとることもあったため、担保不動産の処理(売却)をきっかけとして不動産市場に参入し、不動産事業を主業とする事例もありました。
3.職業紹介業からの派生
江戸時代から、民間の”職業紹介業者”がいました。こういった業者の中には、職業と共に副業として土地や建物の紹介をする人もおり、不動産業の部分が発展して不動産業者になった人たちもいました。
4.信託業
信託業は明治中期に欧米から導入されました。金融、証券、不動産など多岐にわたる業務の中でも、不動産を主業務とするものも少なくなかったといわれています。
まとめ
このように、様々なルーツから不動産業者が生まれ、現在の不動産業へと繋がってきたのですね。
生活の様々な場面で不動産業が繋がり、現在の形へと変わってきました。そして不動産業が増えていく中で、法制度も確立してきました。
わたしたちが今、たくさんの不動産会社から選ぶことができるのは、先人たちがこのように築いてきた不動産業の歴史があるからなんですね。
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