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Photo by
air_mezzanine
今日はひな祭り。
「ふたり並んで、スガシカオ」
です。
で、この雛人形さまも明後日には、多分私が片付け流のでしょうが、出すのは夫です、毎年。
「あれ、出てる。お人形様!」
がいつもの私や娘の反応です。
夫は、そんなマメな人じゃ無い。だけどこれだけはかかなさい。
多分それは、無き義父からの贈り物だからでしょうか。
この辺りでは、妻側(私)の祖父母にあたる人(つまり私の父母)が、雛人形を孫に贈るのが慣習です。
だから、娘が産まれた翌年も、父も嬉々として
「どこで買おうか〜」
と楽しみにしていました。
ですが、唐突に義父が「いつ買いに行く?」との電話が!
あれ、お義父さん、買ってくれる気だわ。
やばい、まずい。
義父は四国の出身なので、そちらはそういう慣習かも。でもでも、あのワガママ独裁者の父が、これを聞いたらどうなるか!!
私はハラハラです。夫も、どーしよー。
なので、コワゴワ父に義父の思いを言ったなら
「そうなら、そちらで買って貰えばいい」
とあっさり引き下がりました。
ビックリ!
実は私も、実父母の方が、ちょっと高くても
「このお雛様がいい!」
と主張できるので、あーーでした。
でも、嬉しそうな義父と夫の顔を見ていると
「選んで頂いた人形で充分。
私のじゃなく娘の幸せを祈ることだもん」
と思えてきました。
そして、お顔の綺麗なこのお人形を買っていただきました。
それから毎年夫は、立春を越すといそいそと、お人形を出してくれます。
夫と義父は、男同士なのかそう会話もない間柄でした。
義父も、優しいけど口数少ない人。
そんな義父の思いが夫は心に響いたのかなの思います。
まだ娘は結婚せず、お雛様とのご縁はありますが、明後日は頑張って、心込めてお片付けします。
今池のしらいしさんのお団子で細やかにお祝いしました。
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