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リアルも妄想も「出口は同じ」の物語
私達って、こんな風に考えがちじゃないでしょうか。
「あの時、〇〇大学に入っておけば、もっと違う会社に入れたかな。」
「学生時代に、運動会系に入っていたら、もっとガツガツやれたかな」
などなど。パートナーや、家選びなどでもあるかもしれません。
で、そういう時におよそ共通しているのが、
「今とはちがう、良い現状があったのでは」という思いです。妄想です。
実は、リアルに私も先日ふわっとこんなことを考えました。
「もしも、私が組織で仕事をし続けて、名古屋に住み続けていたら、娘の未来はどうなっていただろう?」
1組織で仕事をし続けている(正社員)=安定的な収入はあるだろう。
2その経済的背景と名古屋だから通学も便利だという視点をもって、娘にそうすることが「あなたのためにいいのよ」とか吹き込んで、「中学受験」をさせていたのではないか?(S中学。ここに入れたいって思っていたから)
3娘も頑張って勉強して、中学に合格する
4直結のS高校に進学する。
5 ここで、きっと娘は言うだろう。「お母さん、このまま推薦でS大学に進学したいんだけど。お友達の多くも推薦でいくらしいよ。もう中学受験みたいな苦労するのは、嫌だ~~」
そして私は説き伏せられて。
「そうね。S大学でいいよね。センター試験を受けるのも大変だし、あなたがいいならそれでいいよ」
6 そして、S大学に入学して、就職する。
なんだこりゃ!!これって、全然今と変わらないじゃないか。「出口」一緒じゃん
現実に、娘は地方の高校から受験して、唯一合格したS大学に入ったのです。(A判定出ていた大学もスベッって、「二次試験の大学探す?」と思ったいたら、S大学だけは3学科とも合格)
この仮説を娘にしたとき、娘は大爆笑。
「その通り!仮にS中学入れても、ホント、そうだったと思うよw」
こうやって、話して笑えるのは、多分今に「満足」しているからだろう。
娘は有名大出身でもなく、一流企業に入れた訳でもなく(就活でも一苦労したのですが)、今の会社に入っています。
それでも、大学では良い友人に恵まれて、今の会社でも案外と自由に働かせてもらって、ありがたい限りです。
結局、最良の入り口でなくても、最良の出口というか着地点を知っているのは「本人」だけなんだな、と思います。
それを先取り危惧(という名の、自己満足を子どもに反映)して、あれこれ手をかけると、どんどんこじれる。
出口は同じでも、お金や無用な時間ばかりかかったりします。
親ができるのは、チューリップをチューリップだと認識して、それに適した水量をやり、チューリップの美しさをただ見守るだけ。
間違っても、「バラ」だと妄想して、思いこんで育ててはいけない。
運命という、命を運ぶのは娘自身しか、いないから。
反省点は色々ありながらも、親は子があって親になる。
一緒に育たせて頂いております。
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