不妊治療を振り返って
こんにちは、もりひろです。今日は私が経験した不妊治療について書こうと思います。かれこれ、10年前。私の不妊治療がスタートしました。
結婚してからすぐ不妊治療を開始
私が結婚したのは、32歳。2020年の結婚平均年齢が女性29.6歳なので少し遅めの結婚だった。ま、当時もそう思ってたけど。年齢のこともあり、早く子供は欲しかった。仕事もバリバリしたかった。仕事は既にバリキャリで、結婚式の半年後33歳には「所長」に昇格した。そんな中からの不妊治療スタートだった。
知り合いから早めの不妊治療を進められていたこと、私自身も年齢と妊娠出産の関係は知識もあったので、すぐに不妊治療の門をたたいた(この時点で妊娠するにあたり生殖の問題があったのではなく、年齢 という問題があったのですぐに行った)
先生のご指導のもとタイミングなどから入り…などオーソドックスな段階と期間をこなした、と思うがなかなか授からなかった。半年ぐらい経過しただろうか(記憶は曖昧ですが)授からない上に、女医さんだったが、すごく無表情で氷のような人だった。
先生が嫌だったので、病院を変えた。不妊治療に特化した病院に変えた。以前は産科と不妊治療が一緒の病院で、妊婦さんを見るのが辛かったというのもあるだろう。あ、結構あるかも。
この時の私の気持ち
努力しても報われないことってあるんだな。と思った。見えないトンネルってこのことか〜と。
結果が出るか出ないか分からないことに時間とお金、そして心まで蝕まれていくようだった。よく泣いた。
また暇さえあれば、不妊治療をして授かった人や不妊治療中の人のブログを読み漁っていた。勇気をもらうために。
仕事の合間の病院通いはなかなか大変。部下には嘘をつき、どうにかスケジュールを組み立てていたのを思い出す。
不妊治療は男性に問題があれ(後に記載する)女性に負担が多い。男性っていいよね。と心底思った。女性の方に問題があるのが一般的。と考える人もいるだろうが、そうではないことは分かっている。
自分が経験してみて初めて、結婚→子供ができるのが当たり前 というシナリオの窮屈さと生きにくさを感じた。
結婚というのもそうだ。結婚して当たり前っていう暗黙の了解がある。
ここには記載しないが、それにもどれほど苦しんだか。今でも切なくなる
「しなければならない」っていらない
きっと私もそうだが、「〜しなければならない」という思い込みは多いし、それを他人に押し付けることも多い気がする。
学校に行かなければならない、大学は出た方がいい、結婚はするべきだ、子どもはいるべきだ、これらはよくある「〜べきだ。」だが、別にこれをしないことで(することでもいい)、自分以外の人に迷惑をかけるだろうか?
他人に迷惑をかけないのであれば、他者は本人にそれを要求してはならない。と思う。それは近い間柄でもだ。
それを望んでいる本人なら尚更、傷つき、心が塞いでいくのだから。
今日はこの辺で。次回、不妊治療専門病院に移ってからのことを書きます。