苦労ばかり掛けている、妻への手紙

Mちゃんへ。

今一番手紙を書きたい人に手紙を書く、という事を世界中の人がやり始めたら、どうなるかなあ、とまた妄想がおっぱじまりました。

今この瞬間を切り出す、という作業にはどうしても過去も未来も継ぎ足すことが必要になってしまう。（作家っぽいやろ？）

大好きだよ！

たった一言の手紙を可愛い女の子に貰ったことがある。うほ！うほっ！…そこには似顔絵、絵が書かれていた。

そんな絵を描く代わりに長い手紙を書くって事なんかな。大人は上手やと照れるし、下手やと恥ずかしい、で、酔っ払ってからカラオケに行く。Mちゃんはカラオケとお酒はセットと言ってるな…。

一緒にカラオケ行くとうたが好きなんやな、って感じる。けど伸び代は俺の方がある。うたで、誰かを感動させたいという、欲がありまんねやわ。

パッて見たら誰かが涙を流しているという…。なかなかない光景…最高やん。

ほんでそれを誰かに言いたい欲。ほんで、そんな僕の歌聴きます？言うてハードル上げてからでも歌いたい欲。果てしない…なんの話？

どうしても書きたい事、本題に入ります。家のポストの下の勝手に生えて来たクローバー達を、抜かんといて、と何度言ってもMちゃんは抜いた。何度でも抜いた。何度生えて来ても抜いた。花を咲かせても咲いた。咲いた後、忘れた頃に抜いた。

その件に関しては、僕の中では収まりがついていない。女々しい、小さい、何でも言えばいい。自然に生えて来た愛らしい命を、雑草と言う括りで抜くという…。僕には信じ難いことやねん。クローバーを抜かないで下さいとプラカード持って街を練り歩いたろかっ！結婚の前に確かめるためとか言うて同棲したけど、小さくても庭のある家でやれば良かったんちゃうか？（エレベーターもない、「マンション」に住んだなあ。）

けどこの件は、庭じゃなくてガレージやから、起こってる部分がある。他人様にどう見られるかって奴やんな？雑草を放置してると思われたくないってか！？あかん、ほんま腹立って来た。

ここまで感情に引っ掛かるて事は何かあるんじゃないか、学びの要素が何か…。一先ず寝てから読み直して考えることにする。

……やっぱり苛苛するだけという始末。でも今ふっと感じた。コミュニケーションの断絶。クローバーの件は僕はお願いをした。そして忘れた頃には、クローバーで緑緑していたポスト下は茶色になっている。当たり前のように執行される「常識的行為」がたまらなく嫌やねん。

やるって言うてやらん、とやらない素ぶりでやるのと…。両方嫌なんやけど…。マイノリティは無視されるという、縮図なんかっ！それこそ俺の方での「常識」なのかも知れないとは思います。そしてプラカード持って声出す勇気も元気も枯れとります。

どうしようもない感情に任せて、インフルエンザA型で大変な貴女をいたわるどころか、他人様に見られる形でこんな手紙を書いてしまいごめんなさい。

長々と書きましたが、嫌なエピソードはそれ位で、後はありがとうしかない、大好き、幸せです、ほんまにいつもありがとう。

苦労ばかり掛けている、Mちゃんが嬉しそうに、楽しそうにしてる姿が大好きです。

クローバー狩りかけている？

Mちゃんが、嬉しそうにクローバー狩りかけている姿が浮かんで来ました。

さて、お風呂でも洗います。

いつもありがとう！