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個人がITを活用するを「3つのレベル」で捉えてみる。

はじめに

企業のデジタル化という言葉を目にする機会が多い。子ども、社会人問わずプログラミング教育の話も増えている。だからこそ、ITをもっと活用した方がいいと思う人は多いのではないか。

しかし、そうはいっても、色んな用語があるし、よく分からない。。で止まってしまっている人も多いのではないだろうか。正直、私はそうだった。整理してシンプル化したいのだが、情報がありすぎて何から手をつければいいのか分からない状態だった。

そんな時、閃いたのが企業がデジタル化をしていくステップについて関われた本を見つけて、それを個人に置き換えて読んでいけばいいのではないか?という仮説だった。

早速、書店に行き探したところ、ちょうどいい本が見つかった。それが「会社のITはエンジニアに任せるな/白川克著/ダイヤモンド社)」である。

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この書籍は、企業へのIT導入のプロによって書かれたものであり、以下の目的で書かれたものだ。

●「会社にとってITとはそもそも何なのか?」を解き明かし、
●それをベースに「ITを思うように会社の武器にできない理由」を探り、
●武器にするための具体的な方法を提示すること
 (「はじめに」より)

また、非ITエンジニア向けに書かれているため、ITの技術的な解説をせずに重要な原則を紹介してくれているため非常に読みやすかった。IT化を推進していきたい業務担当者、管理職、経営幹部向けに書かれている本なので、そもそもこのテーマに興味がある人にはぜひ読むことをオススメしたい。

本題

さて、今回の本題についてだが、この書籍の中で会社で使うITには2種類あることが紹介されている。それが以下だ。

●ツール型IT
・特徴:ほぼ単機能で、個々の機能が独立している。導入・買い替えがしやすい。競争優位を作るために直結しない。
・例:メール、プリンター複合機、会社のHPなど

●プラント型IT
・特徴:業務と密接に絡みつき、業務を支えている。この出来の良し悪しが業務担当者の生産性に直結している。複雑な機能。導入には綿密な計画が必要。
・例:販売管理システム、生産管理システム、給与計算システム

私はこの分け方を見て個人のITとの関わり方には3つのレベルがあるんじゃないかと思った。それが以下である。

【1】ツール型
・特徴:Webアプリ、Webサービスを使うレベル。1回1回で完結できる。
・例:Line、Eメール、インターネット、youtube、電子マネーなど
 
【2】プラント型
・特徴:上記を活用して効率化ができているレベル。データ収集、効果検証など一定期間必要となる。
・例:家計簿アプリの活用など。時間管理アプリ、TODOアプリなどは継続して活用し、改善改良できている場合は当てはまる。
 
【3】プロダクト型
・特徴:ITで生み出している価値を製品化し、提供できるレベル。習得する期間及び、商品としてのパッケージ化が必要となる。
・例:HP制作・システム開発・データサイエンスの仕事を受ける。(エンジニアとして働くことも含む)Excel、マクロ、VBAなどの仕事を受けることができる。など。

【3】については、【1】【2】の選定、活用についてのティーチング、コンサルなどもこれに含むかどうか、そもそも製品化というよりサービス型の方がいいんじゃないか、といった議題もありえるがその辺の吟味はまたおいおい。

このように分けてみると、色々なITに関する情報を整理しやすかったり、そもそも自分の現在地がどこなのかも分かりやすくなるのではないか。また、【2】については、以下のフレームで整理してみると、自分がどこがまだ取り組んでいないのか分かるので面白い。

ちなみにこのフレームは私が自己成長のプランを立てるときに活用しているものである。それぞれの項目別に夢・目標を書き出すことも面白いのでオススメ。

●頭カテゴリー
 ・お金:家計簿アプリなど。
 ・時間:時間管理アプリなど。
●体カテゴリー
 ・健康:睡眠管理、運動管理、栄養管理アプリなど。
 ・美容:同上。その他、メイク関連など??
●心カテゴリー
 ・自己:マインドマップアプリなど。
 ・人間関係:各種SNS、出会いアプリなど。

この書籍にも書かれているように、会社がIT化を成功に向けて進めていくためには、経営幹部の積極的関与は欠かせない。

しかし、今自分の所属する会社が積極的に動いてくれているとは限らない。そんな時に指を咥えているのではなく、上記のレベルで捉えて、目標を定め、自助努力をしていくことで、いざ自社でデジタル化が進んでいく際にもイメージしやすくなるだろう。そして、何よりも人生の生産性が高まる。(あくまで高まるのは生産性だが)私ももっか努力中なので、一緒に頑張っていきましょう。

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