「自分の人生」に責任を持つ
「人生の折り返し点に差し掛かり、このまま定年まで会社勤務を続けていくことは想像できない」
この第一声からスタートした Iさん とのセッションでしたが、今日6回目の最終回を迎えて、
「深く悩み、自問自答を繰り返したが、もう迷いはありません。介護の道への転職に挑戦します!」
という力強い言葉とスッキリした笑顔をいただきました。
「長年勤務してきた会社では、これまで仕事一筋で一生懸命働いてきたし、その自負もある。しかしながら、ここ数年で経営陣も大きく変わってきており、ギスギスした雰囲気になってきたため、居心地も悪い...かといって息抜きをする趣味もない。」
というスタートでした。
『ライフシフト.jp/キャリア・メンター』が提供するプログラムでは、"自分をみつめる"ためのワークを中心に取り組んでいただきます。
「これまで自分を振り返ることはやってこなかった...自分のことがよくわからない...」
と唸りながらも、Iさんは、毎回真摯にワークに取り組まれました。
Iさんは物事を深く深く考える方で、私からの問いかけにも即答されることなく、じっくりと時間をかけて考えてから回答する、時にはセッションを跨いでから回答をされる方ですので、経済や事業環境が大きく変動する中で、スピード感を求めて評価する会社での居心地が悪くなってきていたことは想像に難くありません。
一方で、とても印象的だったのは、Iさんは、初回セッションから「自分の人生は自分で決める」という姿勢を明確に貫いておられたこと。
迷っているから、悩んでいるからこそ『ライフシフト.jp/キャリア・メンター』をご利用される方が多く、だからこそ「教えてほしい」「アドバイスがほしい」という要望や期待も多くいただく中で、Iさんは
「わからないから、自分で深く考える」
という姿勢で臨んでおられました。
ワークが進む中で、
ご自身の価値観、自分が大切にしていること・大切にしていきたいこと
が明確になり、
「その価値観を体現できる生き方、仕事は?」
という具体的な検討段階になった時には、すでに答えは出ていたんだと思います。
自分で考え抜いて、自分のために出した答え。
だからこそ「もう、迷いはありません!」という力強いコメントと晴れ晴れとした表情になったんだと。
また、
Iさんが”自分で自分のために出した答え”は、Iさんの強み(深く考える力)が大いに求められている領域でした。
”会社や組織、常識などが、自分に求めていること”(Iさんの場合にはスピード)
と
”自分の特性や強み”(深く考える力)
のギャップから、会社や組織での居心地の悪さや自信喪失につながっていることも多々あるのではないでしょうか。
Iさんとのセッションを通じて、改めて
「自分の人生の操縦桿は、自分で握っていますか?」
「自分が大切にしている価値観に気づいていますか?」
「その価値観を大切にできる環境に居ますか?」
この問いかけを大切にしていきたいと再確認ができました。
私自身も、日々学びの機会をいただいています。
Iさん、ありがとうございました。
https://ライフシフト.jp
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