アラフィフ女性『自分への禁止令』について
自分自身がその年代真っ只中、ということもあり、たびたび考えさせられることも多くなってきた。今回は、「アラフィフ女性の『自分への禁止令』」というテーマについて。
このテーマは深くて多面的であり、個人によってその感じ方もグラデーションがあるので一概には言えない。年齢を重ねる中で、自己規制や制限をかけることがある一方で、逆に自由になりたいという気持ちも強くなっていることを感じる。
このテーマについて、ご自分を顧みながら一緒に掘り下げていただくきっかけになれば嬉しい。
1. 社会的な役割に対する禁止令
アラフィフ世代になると、家庭や仕事、地域社会での役割が大きく変わっていく。なんとなく期待されていることも感じるため、「もう若い頃みたいに自由には振舞えない」「もっと責任を果たさないといけない」という気持ちから、自分に「禁止令」を課してしまいがちだ。
例えば:
「自分の時間を持つことは我慢しなければならない」
「自分の欲求や夢を追い求めてはいけない」
「家族や他人を優先することが当たり前で、自分は後回しにすべきだ」
これらの「禁止令」は、社会的な期待や義務感から来るもの。特に、責任感の強い長女気質の女性にとってはプレッシャーになりがちである。
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