フリーランスに必要な財務管理について学ぼう

個人事業主はお金の管理も重要な仕事のひとつです。これは仕事に関わらず、プライベートにおいても同じく大切なことです。

今回は、個人単位での財務管理について詳しく説明をします。 日々のお金の管理はもちろんのこと、計画を持って管理していくことは経営者として大切なスキルにもなります。しっかりと管理できるようにしていきましょう。

キャッシュイン／キャッシュアウトの管理

財務を管理するうえで、キャッシュインとキャッシュアウトを把握することは重要です。 キャッシュインとは現金の流入、つまりは収入です。そして、キャッシュアウトは現金の流出、つまりは支出です。キャッシュインの金額からキャッシュアウトの金額を差し引いた額を「キャッシュフロー」といいます。

そして現金はもちろんのこと、売掛金など入金が時間差でされる場合などで手元の現金と紙面上で差が出る場合もしっかりと把握し、管理する必要があります。キャッシュフローを把握していることで資金ショートを未然に防くこともできますし、金融機関からの融資を受ける際にもスムーズに受けることができます。

キャッシュイン・キャッシュアウトをしっかりと把握することが事業の安定にもつながりますので、しっかりと管理していきましょう。

家計簿のつけ方と注意点

キャッシュイン・キャッシュアウトを管理する際に1番わかりやすいのが家計簿です。子供のときにお小遣い帳をつけていた方も多いのではないでしょうか。

財務状況を正確に把握するためには、何よりも継続することが大切です。手書きの家計簿手帳や、スマホアプリなどさまざまありますので、まずは自分に合った方法を見つけましょう。

家計簿を継続するコツは、項目を細かくわけすぎずにシンプルにつけることです。継続することが課題に思っている人は、まずは項目を5つくらいにして始めてみてください。最初は固定費など毎月出費があるものや、支出額が高いものを項目に入れておくといいでしょう。

つけていきながら徐々に項目を増やす、変更するとしていくと習慣化されて継続できます。 また、家計簿をつけたら月末などに時間をとって、定期的に振り返るようにしましょう。

無駄な支出を減らすコツ

キャッシュイン・キャッシュアウトを見て、なかなかお金が貯まらない、キャッシュアウトが多いと感じる場合は、お金の流れを見直す必要があります。

家計簿をつけているとお金の動きが見える化されるので、実践することはとてもいいことです。そこからもう1歩、つけるだけではなく振り返ることもセットで習慣化させていきましょう。

支出の項目を見て、どの項目に多くお金を使っているでしょうか。固定費を減らすのは簡単ではありませんが、変動費のものは努力や工夫次第で減らすこともできます。 コツとしては、自分の中でゆるくてもいいのでルールをつくることです。

たとえば、「外食は週に〇回まで」「マイボトルを持ち歩く」「ATMを利用するときは手数料がかからないようにする」など。 ガチガチにがんばらないといけないルールではなく、継続して習慣化されるようにしていくように心がけてみましょう。目標をつくると継続しやすいですね。

まとめ

財務管理は仕事のことだけでなく、普段の生活にも通じるとても大切なものです。まずはキャッシュフローを把握するために、事業ではキャッシュフロー計算書、プライベートでは家計簿をつけるといいでしょう。

そして、つけたら振り返ること。どんなことにお金を使っているのかを知ることで、削るべきものなのかがわかります。この一連の流れを継続して習慣化させるためにも、自分に合った方法を見つけることです。

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