遮熱カーテンを使った効果的な西日対策の仕方
コロナで旅行はもちろん帰省もできず、のんびりまったり自宅で家族と過ごす今年のお盆休み、いかがお過ごしでしょうか?
今年は梅雨が長かったせいでいきなりお盆が夏本番となりましたが、とっくにセミの音は遠ざかり夜には虫の音が聞こえるという、なんとも不思議な夏休みを迎えております。
そんな異常気象とは言え夏本番の暑さは健在で、家で巣ごもり時間が長いだけに室内での熱中症には十分気をつけなくてはいけません。
室内温度上昇の大きな要因の一つ、窓の日射熱対策を考える
やはり最大の要因はお昼過ぎから日が沈むまでの6時間、ずっと照り続ける西日の太陽熱です。
屋根や外壁材、塗料なども最近は遮熱性能の材料が増えていますが、何と言っても無防備なのが「窓」と言っても過言ではありません。
今でこそ遮熱機能を持ったレースカーテンがありますので、どのお宅も使っているとは思いますが、相談いただくお客様は口を揃えて「全然エアコンが効かない!」って言われます。
一般的な遮熱レースには遮熱繊維が使われていますが、プロが目視してもどれだけの分量が使われているか判断できません。
つまりポリエステル繊維100%のうち、どれほどの割合で遮熱繊維を混紡しているか、それでで遮熱性能は大きく変わります。
遮熱繊維の原価は高いので激安遮熱レースには、大量の遮熱繊維が使われているとは考えにくく、であれば遮熱性能が低くてエアコンが効かない理由も納得できます。
カーテンの裏面にステンレスをびっしりコーティングする技術
積水ナノコートテクノロジー社にmasa加工という特許技術があり、ステンレスをナノレベルで繊維にコーティングするものです。
このステンレスが遮熱効果を生むため、カーテンにも加工されて2004年頃から私も販売を開始しました。
ステンレスコーティングによって白い生地もグレーになりますが、これが眩しい太陽の光を和らげて室内を木陰のような空間に変えてくれます。
特に視力の弱ったご年配の方と同居されている家庭では、白いカーテンと違って部屋が眩しくならずテレビも新聞も読めると好評をいただきます。
なので毎年弊社では白よりグレーの遮熱レースがよく売れるわけですが、面白いことに翌年もう一度購入者から相談を受けることが多いです。
このレースでも負けてしまうぐらい、強烈な西日の暑さで困っておられて、さらにもう一段階グレードアップできないかというものです。
そこでお勧めしているのが、同じステンレスを遮光カーテンに加工した商品です、
遮熱レースと窓ガラスとの間に、高温の空気溜りが生まれます。その熱い空気がどうしても窓まわりの隙間から室内へと入りこんできます。
そこでこの遮光遮熱カーテンを西日がきつい時間帯だけ併用することで、さらにエアコンの効きが向上して涼しく過ごせるというものです。
特に一人暮らしで朝から晩まで会社に出かけて留守の部屋は、朝から遮光遮熱カーテンを閉めて出かけると、帰宅したとき室内に熱がこもらずすぐエアコンが効くので重宝します。
このように遮熱カーテンと言っても、ライフスタイルに合わせて商品を賢く選ぶことで、室内での熱中対策が可能になります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?