【前編】SUTENAI シリコンストローを日本に送り出したリーダーの生き方
【佐々木 顕(ささき けん)】株式会社アルデナイデ代表取締役。大阪府出身。テレビ・芸能関係の仕事を経験したのち、2006年に株式会社アルデナイデを設立。化粧品、雑貨などの企画・販売・輸出入、イベント企画、広告制作など、幅広く事業を展開。「私たちの未来のために、気軽にできることを創る。」をテーマにしたブランド「SUTENAI(ステナイ)」にてシリコンストローなどを扱う。
今回登場してくださるのは、株式会社アルデナイデ代表の佐々木顕さん。アルデナイデでは、開いて洗って何度も使うことのできるサスティナブルなシリコンストローを取り扱っています。
スターバックスコーヒーやセブンイレブンなど、有名企業によるプラスチック製ストロー廃止の流れにみられるように、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)への取り組みとしても注目されているプラスチックフリーなストロー。
今回は、「シリコンストロー」を通して世の中に変化を起こそうとしている佐々木さんのストーリーをお届けします。
固定概念を打破しつづけてきた人生
とてもフレンドリーな雰囲気でインタビューを受けてくださった佐々木さん。幼少期からどんな価値観を大切に生きてこられたのかをお伺いしました。
「とにかく固定概念というものが大嫌いだった。今まで固定概念を打破しまくって生きてきました。だからクレイジーって言われることも多いですね(笑)」
会社を立ち上げるときも、なにもやったことがない分野への不安がありながらも、やってみたらわかるはずだと信じて動き出してきたのだと話してくださいました。
「なにも知らない方が得で、その方が挑戦しやすい」という考え方のもと、なんでも挑戦してきたという佐々木さんの起業家精神をとても感じます。
アルデナイデの立ち上げ。 中小企業だからこその役割とは
元々テレビ芸能関係の仕事をされていた佐々木さんですが、2006年に株式会社アルデナイデを立ち上げます。現在では、化粧品、雑貨の企画・販売・輸出入、広告、イベント企画など、幅広い事業を展開されています。
その幅広い事業のなかでも、アルデナイデだからこそ発信していくものは何か?という視点をとても大事にしているそうです。
以前、佐々木さんはNHKのとある特集番組を目にしました。
「人間の活動によって、地球が疲弊しているという内容でした。それまでは地球の問題は自分とはあまり関係ないと思っていたのですが、これは会社としてエコ商材を広げていかなければと思ったんです。」
そのことをきっかけに、スピーディに行動を起こしやすい中小企業こそ、商品の便利さだけではなくて、本当の意味で大事なことを伝えていくべきだと佐々木さんは強く感じます。
「シリコンストロー」 との出会い
そんな佐々木さんの目に止まったのは、ご縁のあった中国のメーカーの社長さんから知った「シリコン製の開くストロー」でした。
2020年ころから政府も大手企業も、いっきにSDGsに注目し発信しはじめていたなかで、佐々木さんはアルデナイデだからこそできることは何かを考えます。
「一気にエコを押し付けるのではなく、ちょっと地球のことを考えてもらうきっかけを提供できたら。」
そんな想いから誕生したのが「SUTENAI」というブランド。
「『私たちの未来』のために、気軽に出来ることを創る。」というコンセプトのもと、ブランドで扱う商品の第一弾として佐々木さんが選んだのがシリコンストローだったのです。
SDGsを、ひとつでも、ちょっとずつ
(写真:SUTENAIシリコンストローの中国生産工場のジョニー社長(左)と佐々木さん)
SDGsは難しそうに聞こえて、とてもわかりやすいものだと話してくださった佐々木さん。
「17個あるSDGsの目標のうちひとつをちょっとでいいからやってみようと、一人の意識が変わるきっかけになりたい。」
一人ひとりが変わっていくことで、地球が疲弊していくスピードを緩めることができると信じている佐々木さんの強い意思が伝わってきました。
後編では、SUTENAIのシリコンストローがもつ価値や佐々木さんが描くビジョンをお伝えしていきます。
次回もお楽しみに。
■「SUTENAI」ブランドサイト
https://sutenai.eco/index.html
■「SUTENAI」note
https://note.com/sutenai/
※この記事は、LIFESTYLE More(web版)からの転載です。
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