10年後求められる人材はのび太?
10年後に求められる人材
皆さん、こんにちは。 R太郎です。
今回は、数千、数万人の人材データを扱い、人材育成を生業としている私が、この先必要になる人材について綴っていきたいと思います。
※扱っている人材データの数を書きましたが、今回のコラムはそのデータをもとにしたお話ではありませんので、あしからず。
次世代のクリエーター=のび太
結論から申し上げましょう。
10年後必要となる人材は「のび太」です。
そう、あの泣き虫でぐうたらでおなじみの野比のび太が、世界中の企業からうちに来てくれ~と求められるわけです。
「ねぇドラえもん、空を自由にとびたいよ~」
「はい、タケコプター!」
のび太は次世代のクリエーターなんです。
急成長するAI
最近のニュースはAI(特に生成AI)で持ちきりです。
Xを見ていても、毎日のように海外のAI開発者による新機能に関するポストが流れてきます。
我々は、そのポストを見かけては、え!すごい!と驚く日々なわけです。
恐らくほとんどの人は、AIの時代が来るということを予想していることと思います。
そして、察しのいい方は、AI時代で求められる人材って何だろう…と考え、開発者側だ!となり、AIに関する川上(提供者側)の学習を始めると思います。
確かに間違いありません。需要もしっかりあることでしょう。
ただし!
①IT界の玄人勢
②マス層
を忘れてはいけません。
①IT界の玄人勢の存在
いくらノーコード時代になるとはいえ、原理を理解した玄人と正面から戦っても、勝ち目はありません。
②マス層の存在
マス層とは、一般ピープルのことです。
YouTuberがみんな稼いでいると知れば、自分もYoutuberになる人です。
人って面白いもので、大体考えることは一緒です。
イノベーター理論を参考に考えてみましょう。
最大のポイントは、AI(供給側として)のイノベーター → アーリーアダプター → アーリーマジョリティに至るまでの流れがとてつもなく速いことです。 えげつないスピードだと思います。
スマートフォンのパイオニアiPhoneが発売された2007年をスマホ元年とすると、その5年後には62.6%保有率となっています。
十万円以上するハードウェアでさえ、このスピードで普及しました。
AIは実体のないソフトウェアです。 しかも現状は庶民的な価格です。
と、考えると・・・
AIの普及率が50%を超えるのが遅く見積もって3年だとすると、コンテンツを提供するまでの準備にかけられるのは1~2年。
3年後にリリースするもそのころには、似たようなコンテンツで溢れかえっている・・・となるわけです。
AIが普及した世界で求められるものとは
さて、長々と背景を説明してきましたが本題に戻りましょう。
AIが普及した世界では、何に価値が生まれるでしょうか?
①実体のあるもの
②人間の5感を刺激するもの
③奇想天外なアイディア
①と②はいわずもがなですが、③奇想天外なアイディアにとんでもない価値が生まれます。
これこそがのび太なんです。
ドラえもんにでてくる「ひみつ道具」の数は2,000個といわれています。
そしてそのほとんどは、のび太くんがドラえもんに泣きつくことで、ひみつ道具が日の目を浴びるわけです。
まさにこの構図がAIとわれわれ人間の構図でもあります。
のび太のすごいところは、日常の出来事をきっかけに奇想天外なアイディアを出し続けられることです。
いや、出すというよりお願いし続けられることです。
皆さんも一度試してもらいたいのですが、
「こんなのあったら便利だよな」って思うものを思いつく限りだしてみてください。
どうでしょう。10個出すのでも、疲れたのではないでしょうか。
欲しいアイディアを出すって意外と難しいのがミソです。
ドラえもんにでてくる「ひみつ道具」の数は2,000個といわれています。
そしてそのほとんどは、のび太くんの悔しさや悲しい出来事があり、ドラえもんに泣きつくことで、ひみつ道具が日の目を浴びるわけです。
まさにこの構図がAIとわれわれ人間の構図でもあります。
のび太になる方はまた次回!
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