辞めてから気づいた退職の後悔
卒業して、やっと就職したのに3年で辞めた。
今でも辞めた理由がよくわからない。
新聞チラシに『代理店募集』という独立の働き方を目にした。
サラリーマンではなく、独立自営に魅力を感じた頃だった。
自分の力で生きていくということに、26才の若者はワクワクした。
若さとは怖さや後悔を予測できないことだとその頃はわからなかった。
退職直後から10年間、辞めたことを後悔した。
自営は自由ではない。お金も暮らしも不自由だった。
なんなら、会社員の頃の方が暮らしやお金は豊かだったし、考え方に余裕があった。
なんで会社を辞めて、独立したのか?
代理店になれば、会社や上司に拘束されることなく自由があると思っていた。
だが現実は甘くはない。
描いてた理想の自由はなかった。
今思えば、ただただ若かったとしか言葉が見つからない。
三十才手前で苦しくひもじい日々が続いた。
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