やらかし失敗経験者を採用 #61
即戦力の経験者の求人で納得した採用は一度もありません。
仕事は会社、業種によって違います。実際に働いてみなければ、戦力になるかどうか判断できません。
ましてや30、40分の短い面接時間で、人柄や能力が分かりません。
求人で採用の基準として、新卒なら学歴がある。国公立大学、有名な学校出身者を採用します。
高学歴だから、偏差値が高い有名大学出身者だからと言ってアテにならない。要は学歴なんて関係ありません。
採用で学歴、経験、技術、資格はあまりアテならない。
今までどんな失敗をしたか
私が採用で良かった方法として、
・応募の人が今までどんな失敗をしたか
・前の勤務先で何をやらかしたか
を基準にしたら、良い人財にめぐり合うことができたのです。
次に本採用までの試用期間を長く設定して、その人柄を見抜くことです。試用期間を長くする方法があります。
通常の試用期間は2ヶ月から3ヶ月の場合が多いですが、できれば6ヶ月くらいにします。
試用期間中の給料は1.5倍
試用期間を長くする方法として、試用期間中の給与は試用期間手当を支給し本採用の1.2倍から1.5倍にします。
通常は試用期間の支給額が正式採用の8割から9割というケースが多いのです。これが良くない。
本採用になったら本来の給与にします。もちろんその期間の社会保険等は完備します。
半年の期間があれば応募者は実力や期待する能力を発揮することはできるでしょう。採用側も経営者や上司も、試用期間内で、応募者の人柄や能力を見抜くことはできます。
人は1、2ヶ月は猫をかぶることはできても半年はできません。採用する人に求めるモノは、人間性、真摯さです。
人間性、真摯さ第一
経験が少なくても、技術が未熟であっても、真面目で頑張れる人なら1年、2年とやっていくうちに必ず戦力になります。
会社としては真面目な人が途中で辞められるのが一番辛いことです。
古い考え方かもしれませんが、いろんな人が入れ替わるより、できる限り長く働いてくれる人と仕事がしたいものです。
採用はできる人より、失敗経験の多い人も採用基準に入れてみてはいかがでしょうか?