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印税とは

個人が収入を得る方法として代表的なのは労働力を提供して、その対価で報酬を所属している団体などから受けるというものであり、これを給与所得と言います。

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団体に所属せずに自分自身で経営を行っている場合には自営業になりますが、印税とはこの両者のどちらでもなく、自らが作成した著作権が発生する物品に対して、それらを一般の人々が買い受けることで著作権使用料を購入した金額や定価、発行された数量に応じて受け取ることができる歩合を意味しています。

印税の対象になる著作権物には、最初に作成に対して一定の報酬を支払った後に作品を纏めて販売することで発生するものや、最初は報酬を支払わずに作品が購入された後の成果だけで収入になるといったケースがあります。

この違いは対象になる媒体の種類によって決められていて、この内容を取り決めているのが契約です。

同じ種類であっても最初に販売する側から提示された内容により作成した労力に対して報酬が発生したり無い場合もあるということであり、契約によっては最初に支払う作成に対する収益だけで、以後の印税は全て販売元が管理するという契約も存在します。

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印税とは元々が著作権使用料に該当する著作権印紙を書物に張り付けて販売して著作権者の収入になっていて、そのやり方が印紙と同じ内容であったことでこの名称が付けられています。

現在はこの著作権印紙は廃止されていて、販売金額や個数などを管理して一定期間内での総額から支払われるようになっていて、継続して売れ続けているような作品であればいつまでも印税を受け取ることができます。

著作権は作品に対する評価を金額で表現したものであり、どれだけ多くの人々に受け入れられたのかということを意味しています。著作権は法的に定める期間が経過すると印税が発生しなくなり、永続的に作者が受け取れるわけではありませんが、そこまで長く人々に愛された作品を作り上げたという満足感は消えることが無いでしょう。

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