見出し画像

鉄コン筋クリートとアジカン

続かないと思ってたnoteの更新も
だんだん板についてきた。
誰かに読んでもらうというよりも
日々思ったことや感じたことを言語化することで
頭の整理が付いてなんだか落ち着く。
数少ない読者の方、ありがとうございます。

今日は全然アニメに興味が湧かない
一世を風靡した鬼滅の刃とか呪術廻戦すらも
途中で見るのを辞めてしまった僕がオススメする
『鉄コン筋クリート』について書こうと思う。

簡単に説明すると土地開発をして
お金儲けをしたいヤクザと、その町に住む
シロとクロが繰り広げる抗争を描いたアニメ。
(これは僕的な解釈ですが...)
なんだかもののけ姫を想起させる内容ですね。

1993年-1994年にかけて連載された
鉄コン筋クリートは松本大洋氏の出世作であり
代表作として2015年時点で累計販売部数は
100万部を突破している。(wikipedia参照)

まず第一に背景の描写が美しすぎる。
それだけで観る価値あり!

『鉄コン筋クリート』という一見ふざけた
題名とは裏腹に、そこにはどこか
考えさせられる話題が盛り込まれている。
きっと皆、自分が生まれ育った地はいつまでも
変わらずそのままであって欲しいと
心のどこかで願い、そしてふとした瞬間に
故郷に想いを馳せているみたいな経験は
少なからずしたことがあるのではないだろうか。

もののけ姫も然り、古き良き〇〇みたいなものを
人は特別大切にしている節があるように感じる。
いざそれが現実として自分の身に
降りかかった時、僕たちはどんな行動を
起こすのだろうか...。
いつの間にかシロとクロに感情移入して
このアニメを観てしまっていることだろう。

そして何より注目すべきは(僕だけかもだけど)
このアニメの主題歌に使われたのが
ASIAN KANG-FU GENERATIONの
"或る街の群青"だったことが
このアニメと僕を繋いでくれたことだ。

"光だって闇だって きっと"のフレーズが
シロ(光)とクロ(闇)を連想させ素晴らしい(拍手)

アジカンはおそらく邦楽バンドという括りでは
僕的好きなバンドベスト3には入るだろう。
アジカンって正直ビジュアル的にも華はないし
曲調も割と単調なものが多く、theサビ!って
感じの盛り上がりも他バンドと比較すると
控えめで物足りないのかもしれない。
だが、これが妙にハマる。日常に馴染む。

『ワールドワールドワールド』、『ソルファ』、
『君繋ファイブエム』、『ファンクラブ』
このあたりのアルバムは本当に
耳が千切れる程に聴き倒した。
1番好きな曲どころか1番好きなアルバムすらも
選べる自信が僕には全くない。

今週末は天気もイマイチっぽいので
『鉄コン筋クリート』と『或る街の群青』で
日頃の疲れをクールダウンしてみては。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?