糸島をめぐる旅
地域活性、まちのブランド力、シビックプライド・・など、模索していた時に手に取って読んだ本。そこからずっと訪れてみたかった地域(マチ)が、福岡県糸島市だった。
地域名に「島」とついているけど、福岡の博多市から車を1時間も走らせれば行けるマチ。海と山などの自然と、SNS映えしそうな観光スポットが折り合う場所で、一歩海沿いから内地に入れば、畑が広大に広がっている。忘れないうちに、糸島をめぐる旅を書いていきたいと思います。
昔ながらの良さと現代(いま)がバランス良く折り合うマチ
福岡県糸島市は、冒頭でも少し紹介したけど福岡空港から下道で車で約50分。博多駅の繁華街からだと約40分ほど走らせれば、到着する。糸島までの道のりは、繁華街などの煌びやかな都市から、だんだんと街灯も少なくなり、夜だとひとりでは怖いくらい、本当に自然が溢れている場所でした。
私たちの宿の紹介
私たちの宿は、Airbnbでとった「Slow Life Japan〜スローライフジャパン〜」という宿。今回、一緒に旅をした友達は、昔からの友人で数年前にシンガポールで旅をした以来久しぶり。前回の旅もそうだったけど、私たちの旅は基本的に直感で決めていく旅で、この糸島旅行も約1ヶ月前に思いつきで旅の計画を立てた。(シンガポールもそんな感じだったね)
今回も「この地域(マチ)を旅してみたいね」よりも『この宿素敵だからこのマチを旅してみたいね」の方が近かったかもしれない。私達が泊まった宿の紹介を少しさせてもらいます。
日常を忘れて本来の暮らしを感じる宿
場所は、糸島の海岸沿いの近くで、山の中にある民宿。周辺は閑静すぎるくらいの住宅街で、海と山を両方楽しめる土地。木造の古民家をリノベーションしてゲストハウスとして貸し出しをされており、朝は気持ちが良いくらい、バルコニーから朝日を十分に感じとれる住宅。屋外にはBBQができるほどのスペースや道具があり、多人数でゆったりと楽しむにはちょうどいい空間です。
室内はキッチンが広々としていて、夜肌寒い時は薪ストーブを焚いて暖をとれます。10月の糸島は、日中は20度近くあるけど、夜はほんのり肌寒いので、静かな時間を過ごすのにはちょうどいい。おまけにTVもないので、BGMにカフェミュージックやジャズなどを聴きながらお酒を飲むのも素敵な宿でした!
周辺は、自然と現代が折り合う街並み
糸島の海は、関東では見れないくらい澄んでいて、海をただ眺めるだけで日常を忘れるくらい綺麗なロケーションを楽しむことができます。中でも桜井二見ヶ浦の夫婦岩は、有名のようで観光客もたくさん来ていた場所でした。この周辺は、恐らく地域でまちおこしをされており、インスタ映えしそうなスポットが沢山。
最終日で訪れた糸島ファーム
旅をするなら、その場の土地で採れた地産地消のものを食べたいし、飲みたい。
ここ「糸島ファームハウス」は、天上卵(平飼いで自由にのびのびと育てられた鶏さんたち)が有名のようで、イートインで食べれるカフェからお外で食べれるソフトクリームまで、海鮮以外の楽しみも感じられます。
何よりも印象に残った九州大学
糸島を内地に車を走らせると、巨大な都市が現れて大学病院や集合住宅なども附属されているかと感じたくらい、コンパクトシティーのような九州大学。今年の夏頃の朝日新聞の記事を引用すると、こう書かれている。
海沿いのテナントや古民家などの再生は若者が魅力を感じる街としてブランディングされており、大学近くは学生の街となっていたが、その中間部分の山岳地域がそのまま自然が残されている。
大学から発信する街づくり、これからの糸島が楽しみです。