#53「水辺の事故を3つに分けて考える。」
ライジャケんサンタの「ライジャケRadio!」。今日もがんばっていきたいと思います。「子どもたちにライジャケを!」の活動は「トナカイクラブ」のみなさんにサポートいただいています。
おはようございます「子どもたちにライジャケを!」代表、庵治石細目「松原等石材店」3代目、ライジャケサンタ・森重裕二です。今日もどうぞよろしくお願いします。
シーズンになってきてましてね。もう6月が終わるんですけどもね。いや今年は本当に6月の間にある程度動き始めているということを、すごく感じていますけどもね。その1つが「ライフジャケット」レンタルステーションの動きですよね。
ライフジャケットレンタルステーションを、各地で作ってくださろうとする動きがですね。いろんなとこで始まっていまして、本当にそれぞれの場所の方はボクに相談してくださるんですけども、全部にちょっと対応するのが難しいというか、それ全部をボクが何か采配するってのはもうちょっと無理になってきていますね。各地でぜひ動いてくださるみなさんに託して、各地でがんばっていただく…という形しか取れないんですけども…。応援したりとかですね、何かアドバイスしたりということはできると思うんでね。もしそれぞれの場所でやりたいな…とか、またはやってやろう!という方がおられたら、連絡をいただけたら嬉しいです。
ただ、できることはさせてもらうんですけども、いかんせん全部ボクが動いていく…っていうのはできないという状況になってきているのでね。ぜひ、そのあたり理解いただいてですね。各地で動いていただけたらうれしいなと思ってます。いやこんな話ができるようになるなんて思ってもないところだったんですけども。各地で本当に「ライフジャケット」についての動きが広がってきていることをね、あの感じさせてもらっている日々でございますけどもね。
今日は、ちょっと7月を前に、「子どもたちの水辺の事故を3つに分けて考える。」っていう話をお伝えさせていただきたいな…と思っていますんで、最後までおつき合いどうぞよろしくお願いします。
というわけで今日はですね。「子どもたちの水辺の事故を3つに分けて考える。」という話をさせていただきたいなと思っています。ボクもこの3つに分けて考えるようになってからですね。ちょっと事故を見る目が少し変わってきたのでね。またみなさんもぜひ頭の中に置いといていただきたいな…と思っているところです。
その3つというのは何かといいますと…まず、
1つ目は、「子どもたちだけで水辺に近づいて起こる事故。」ですね。
2つ目は、「保護者と一緒に行っていて起こる事故。」
そして、3つ目が、保護者じゃなくて、「行事とかイベントとかで、水辺に近づいて起こる事故」。
この3つに分けて考えると対応とかが考えやすいかな…と思うんでね、ちょっと一緒に考えてみてもらえたら嬉しいなと思っているんですけども。
まず1つ目の「子どもたちだけで水辺に近づいて起こる事故。」っていうのが、毎年起こりますけどもね。これはどういうふうに考えるかというと、子どもたちが例えば放課後に遊んでて…とか、週末に遊んでて…とか、数名の子どもたちで水辺に近づいていって、ちょっと遊んでて、足だけつけていて、深みに足を取られて溺れてしまう…とか、ボールとかサンダルとか流れていたのを追いかけていって溺れてしまう…とか、誰かが溺れてしまったのを助けようと思って溺れてしまう…とか、っていう形ですよね。とにかく子どもたちだけで水辺に近づくっていうことですよね。
この事故についてはですね。ボクもいろいろ考えてきたんですけども、やっぱり「子どもたちにしっかりと教えといてあげる。」ということしか防ぐ方法はないかな…と思っています。「近づくな!」っていうふうに言ったり、柵をして入れないようにしたり…という対策もあるんだけども、やっぱり子どもたちには水辺のリスクと、どうやったら安全に遊べるのかということについては、教えといてあげてほしいな…と思いますね。
ボク、時々子どもたちを前に、水辺の安全のこととか「ライフジャケット」のこととかを話す機会があるんですけども…。ボク、ビビらせるわけじゃないんですけども、「人間の身体がどれぐらい浮くのか?」いうことをよく説明します。息をしっかり吸っていても、頭の先っちょしか人間って浮かへんねんで、息を吐くと、人間の身体って沈んでしまうんやで…っていう話をします。で、水が濁ってたりしたら、もう見えなくなってしまったりするから、水辺で遊ぶときは、水に不用意に近づいていったりしないで、水辺に行くときは大人の人と一緒に行かなあかんねんねんで…っていう話をさせてもらいますね。
なので、こういう子どもたちだけで水辺に近づいて起こる事故を防ぐためにもですね。絵本「かっぱのふうちゃん」とかを利用していただいて、読み聞かせしながらそういうことを伝えていっていただくとかをしていっていただけたら嬉しいなと思ってます。とにかくこの事故を防ぐためには、事前にしっかりと教えといてあげるとか、話して聞かせておいてあげるとか、「ライフジャケット」を着けさせてプールで体験させておくとか…っていうことが必要になるかなと思いますね。
香川県なんかでプールの授業の中で「ライフジャケット」をつけるっていうことを体験させた子どもたちの中にはですね。「ライフジャケット」を着けたら「浮く」っていうことが分かったので、「ライフジャケット」を着けていないときは、水辺に近づくときに気をつけたいと思います…という話をしてる子もいました。
つまり、「浮くことを体験しながら、浮かない自分のことも意識する。」ってことも考えられるのでね。子どもたちだけで水辺に近づいて起こる事故を防ぐためには、とにかくまず「事前にしっかりと教えておく。」っていうことが必要になるかなと思ってます。
次に2つ目。「保護者と一緒に遊びに行ってて起こる事故。」ですね。これは保護者と一緒に行ってて、ちょっと目を離した隙に溺れました…とか、ちょっと何か荷物取りに行っている間に、元の場所に戻ったら子どもが溺れてた…とかですね。複数の保護者で遊びに行ってたんだけども、溺れていることに気がつきませんでした…みたいな事故があると思うんですけどね。
このあたりはですね、保護者のみなさんにも、事前にボクは話をしておいてもらえといたら、少し変わってくるかなと思うんですけども、どうしてもボクたちって、「人間の身体って浮くもの」と思ってたりとか、「沈んでしまうことなんてないんだ…」っていうふうにね、何でか知らんけど思い込んでるところが若干ありまして。ボクも保護者の1人なんですけども、子どもらを水辺で遊ばせてても「少々大丈夫かな…」っていうふうに思ってしまいがちなんですけども…。
実は人間の身体って浮かないんですよね。深いところにいくと沈むと思っていた方が話はわかりやすいです。「浮く」と思ってて浮かへんかったら大変なことになるんでね。浮かへんと思ってて浮いてたらまだマシなんですけども…。でも、ほんまに沈んでしまうことがあるんですよね。
ボクも動画をよく見てもらうんですけども、”子ども”、”溺れ”、”動画”とかで調べると、子どもたちがどんなふうに溺れるか…っていうことが分かってしまう動画に出会うことができます。ボクがよく見るのは、小さいプールから大きいプールに移っていく子どもが1人いまして、大きいプールに水入った途端に「スポン!」と落ちて、そのまま一瞬で沈んでしまって、もう水面には浮いてこない…っていう動画があるんですよ。これ実際の動画なんですけども、助かるんですけどね。
近くで泳いでる人がいても全く気が付かない…音がしないんで。上から見ると沈んでしまっているので多分、あとで見たら分からへんのちゃうかな…と思うし、もし水が濁ってたら絶対見つけられないですからね。その動画は、監視員の人が幸い助けてくれたんですけども…。ぜひ大人の方にもですね。人間の身体がそんなに浮かへんということで知っといてもらいたいです。
しかも「目を離した隙に溺れる」ってよく言うんですけど、”目を離した隙に”ってなんか携帯見てたり、めちゃくちゃ喋ってたり…とか、そんなイメージがあるかもしれへんけど、実は本当の一瞬で沈んでしまうんですよ。消えるように沈んでしまうんでね。そのあたり知っといてもらいたいな…と思うので、とにかくボクはね、水辺に近づくときは「ライフジャケット」を着けるということをね。大事にしていただけたら、子どもたちを守ることに近づくかなと思ってます。
子どもだけで遊びに行くときも、さっき言ってなかったけども「ライフジャケット」着けて遊びに行くんやで!っていうことを、きちっと教えといてあげてほしいなと思うんですよね。保護者が一緒に行くときは当然「ライフジャケット」つけておく…と。「ライフジャケット」つけてたら何が起こるかっていうと、身体が浮くんですよ。だから、沈まへんのでね。溺れる確率はもうかなり下がってきますんでね。その辺りしっかり準備しておいてあげてほしいなと思っています。事前に準備しておくということですよね。
最後、3つ目なんですけども、「3つに分けて考える。」の3つ目は、「行事とかイベントで子どもたちが溺れてしまうという事故」があるという話なんですけども…。これ50回記念に来ていただいた吉川さんの息子さんの事故の裁判ではっきりの判決が出てるんですけども、「行事とかイベントとか、学校や園、子ども会などで遊びに行くときに、水辺に近づくときは『ライフジャケット』をきちんと着けさせとかなあかん…」っていう「義務ですよ!」っていう判決がもう出てますので、次の事故からは絶対にそこは判例を生かされると思いますんでね。責任は多分問われると思いますんで、これはもう絶対準備しとかなあかん…ってことですよね。
それが、すごい人数になってしまう場合にどうやって準備するのか?という話を議論するためにも、今、ライフジャケットレンタルステーションの話を進めてますけども、とにかくこの3つ目、責任者の方は、「ライフジャケット」をつけるということが、最低の条件になりますのでここは注意してほしいなと思っています。
ということで、今日は3つに分けて考えてみたんですけども、1つ目、子どもたちだけで行くときの事故を防ぐためには「事前にちゃんと教えておく。」と、あと「ライフジャケット」を準備して「着けるんやで!っ」てことを言っておくっていうことですよね。2つ目、保護者が連れて行くときも、「ライフジャケット」準備しておくっていうことと、大人の人たちも「人間の身体が浮かへん!」ということで、ぜひ知っておいてほしいなと思います。3つ目は、行事とかイベントの場合ですね。これはもう間違いなく「ライフジャケット」をつけなあかんってことなんですよね。
はいというわけで、今日は「水辺の事故を3つに分けて考える。」という話をさせていただきましたがいかがだったでしょうか?最後まで聞いていただいてありがとうございました。
思いはただ1つ…子どもたちの命を守ること。
どうか1人でも多くの方にメッセージが伝わりますように…。
今日もありがとうございました。また明日。
https://voicy.jp/channel/3643/558438
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