日記 2020/05/20

一昨日作成したプレイリストの中にフーファイターズを入れたのだが、フーファイターズは高校から大学にかけて聴きまくっていた。リアルタイムに聴いたのが『One By One』と『In Your Honor』で、そこから遡って全てのアルバムを繰り返し聴いた。今のようにサブスクなどはなく、自分の金で買うか、借りた物をMD(大学に入ってからはiTunes)に入れて聴くしかなく、手持ちの音楽はどれも何度も聴いたものだった。フーファイターズはそれこそ毎日聴いたが、それはその音楽が前向きのエネルギーに溢れ、大学受験という一大イベント、それから大学入学後の怠惰になりがちな日々の中で鼓舞されるものがあったからだろうと思う。

大学も3年に上がった頃から別のジャンルの音楽を聴くようになり、しばらくの間フーファイターズを聴くことはあまりなくなった。『One By One』と『There Is Nothing Left To Lose』の2枚はたまに聴いたが、新譜が出ても買って聴くことはなくなった。いま考えてみると、当時の僕にはフーファイターズのエネルギーは過剰で、うざったさを感じていたのかもしれない。特に大学を卒業してからは日々の毎日で疲れていて、余分なエネルギーがなくなっていた(と思っていた)。

プレイリストに入れたことがきっかけとなって、フーファイターズを聴きなおした。懐かしさを感じると同時に、聴いていると今でも駆り立てられるものがあって嬉しくなった。社会に出て時間が経ったからなのか、家にずっといてエネルギーが有り余っているからなのか。とにかく、改めてエネルギーに満ち溢れたダサカッコ良さに魅了されたのだ。

Stayhomeで2006年のHyde ParkでのライブがYouTubeに上がっていた。

初めてフジロックに行ったのは2005年。それは『In Your Honor』を出したばかりのフーファイターズを観に行くためだった。調べると、Hyde Parkのライブは2006年6月17日とあるから、フジロックのライブから11ヶ月後である。時期的には大きく変わらず、セットリストを見ても懐かしい曲が並んでいる。

見つけてから既に3回ほど観たが、何度観ても最高のライブである。

フジロックのフーファイターズを思い出す、と言いたいところだが、その時にはフーファイターズが目の前にいるそのことだけで興奮しまくっていて、どんなライブだったのか全く記憶にない。ただ興奮してしまくって叫びまくって、周りの人からすれば迷惑なオーディエンス。ライブが終わった後の切なさだけは何となく覚えている。

Hyde Parkのライブを観ていると、当時の自分がなぜあそこまでフーファイターズにハマっていたのか思い出してきた。当時の感情も蘇ってきた。最高だなぁ、フーファイターズ。なによりライブがいいのだ。

いいライブを見ると、またライブに行きたくなってくる。ライブが開催できるような状況に戻れば、きっとまたフーファイターズは来日してくれるだろう。Stayhomeしながらのライブもいいが、みんなが叫んで踊って体をぶつけ合って、そんな生のライブにまた行きたい。

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