日記 2024/11/04〜2024/11/10

2024/11/04

 今シーズンのホークスの試合もすべて終わり、ということはストーブリーグに入るということで、ドラフトが既に終わった今、まずは戦力外の通告が行われることになる。昨年の増田の戦力外があまりにショックで、戦力外とはそういうものだとある種の諦めを持っていたのだが、今回の戦力外もかなりショッキングなものだった。
 
 もっともショックだったのは仲田の戦力外だった。あれだけ努力していて、2軍ではそれなりに結果を残していた選手が、今年支配下に上がったばかりであったのにもう戦力外というのは結構な衝撃だった。地元で躍動する仲田くんの姿をもっと見ていたかったし、ヒーローインタビューを受ける仲田くんの姿も見てみたかった。育成での契約をオファーしているようだが、仲田くんは他球団のオファーを待つ考えらしく、ホークス以外のチームに行く可能性もありそうだ。
 それと三浦くんも夏に支配下に上がったばかりで結果も残していたので、戦力外になるとは思っていなかった。ハートが強そうないい表情をしていたのが印象的で、来年以降の活躍を期待していただけに、戦力外というのはショックだった。三浦くんもまた他球団からのオファーを待つようだ。
 2人の姿を見るのは他球団になるかもしれないが、それでも引き続き応援していきたいと思う。

 今日は暑い一日で昼間は半袖でも十分くらいだった。昼はスシローへ。クロミちゃんのお子様セットがあったのだが、既に売り切れていて残念ながら食べられず。が、好きなお寿司を食べて娘は満足げだった。その後はトイザらスへ行き、母におもちゃを買ってもらっていた。
 その後、ニミッツパークのきららパークに行き、友人の子どもと一緒に遊んだ。友人の子どもは3歳。娘とは3歳差で年少小だが、普段から縦割りのクラスで年少小の子どもとも遊んでいるので、仲良く一緒に遊んでいた。2時間半くらい遊んだが、外にずっといると疲れが一気に溜まり、家に帰ると眠気が一気にきた。
 
 娘はいい1日を過ごせたようで、楽しかったと言っていた。

2024/11/05

 佐世保最終日。朝ぐだぐだと布団の中で過ごしていたが、和田毅が引退と通知に出てきて一気に目が覚めた。たしか昨日あたりに来季も契約更新とニュースが出ていたし、今季は中継ぎとしても投げていて来季も当然観られると思っていたのにまさかの引退。嘘だと思いたかったが、通知に出てくるくらいだから公式のものだろう。その後すぐにホークスからのアナウンスも出ていた。本当だったのだ…。
 今後はどうするのだろう。すぐにコーチになるのか、それともマッチのように解説者になるのか。選手からの人望も厚いから、そう時間が経たないうちにまたユニフォームを着る姿が見られることだろうが、寂しい。僕がまだ若い頃からずっと選手で、MLBに行ったこともあったけれど、ホークスにいるのが当たり前だった。先日の戦力外に引き続き、ショックなニュースだった。

 今日は父と一緒に昼ご飯を食べ、あとは近所の公園で少し遊んだりとゆっくりと過ごした。14時半頃には佐世保を出て、17時前に福岡に着いた。19時からはスペイン語教室で、宿題をしていなかったから急いで済ませ、ホークスTVで和田の引退会見を観た。とても晴れやかな表情だった。その表情を見ると、依然寂しくはあるのだけれど、これからの和田さんの活躍の方が楽しみになった。今回の会見の言葉からすぐにコーチにはなりそうではないが、アドバイザーなどの役職につき、しばらくは解説などで勉強をするのだろう。ずっと福岡に居続けるということとだったから、テレビで観る機会は間違いなくあるし、マッチのように解説でも何度も目やその声を耳にすることはあるだろう。

 少し気持ちが前向きになったところで疲れがどっと出てきて、ポールに乗ったりでストレッチをしてスペイン語教室へ。筆箱を忘れてしまい、少し難儀した。言われた数字を聴き取るレッスンがあったのだが、さっぱりわからない。数字は一通り覚えたはずだが、言われた数字が頭の中で像を結ばないのだ。いくら覚えようが、言語は使えてこそ、という当たり前のことを強く感じた今日のレッスン。

2024/11/06

 母から早めのクリスマスプレゼントということで、娘は「うまれて!ウーモアライブ」というおもちゃを買ってもらっていた。
 トイザらスに行った時に目立つ場所に展開されていて、もともと知らなかった娘はその場に立ち尽くして販促の映像をずっと眺めていた。1万超えのおもちゃで高いなぁと思っていたのだが、ずっとそこから動こうとしない娘を見て母が早めのクリスマスプレゼントね、ということで買ってもらったのだった。

 このおもちゃはぬいぐるみで、鳴き声をあげたりこっちが話しかけたことを声色を変えて復唱したり愛でると喜んだりとありがちな機能が詰め込まれている。見た目は目がくりっとしていて羽が付いている。いくつかシリーズがあるようだが、娘が買ったのは角が生えたユニコーンっぽい動物だ。ピンク色と紫色の2色展開だが、どっちが入っているかわからない。1万円もするのにどっちが出てくるかは運次第という強気な設定で、しかしこういった何が出てくるかわからないようなおもちゃは結構ある。欲しい物が手に入らない可能性もあるのにそれでいいの?と思うのだけれど、娘は既にそういうものと受け入れているらしい。もっともピンクも紫も好きな色なので、どっちでも嬉しいのだというのが娘の言い分だった。

 で、このおもちゃの特徴は、その名が示す通り、本当に生まれるところにある。卵に入った状態で売られているのだが、開けてしばらくするとその卵の殻を割って本当に生まれてくる。もちろん生まれてくるのは一度きり。その一度きりの特別な体験も含めての強気な値段設定のようだが、なかなか人気のあるおもちゃらしく、世界中で売られているもののようだ。

 家に帰宅後、みんなで卵から出てくるのを見守った。卵は割れやすいので慎重に箱から取り出し、プラスチックの小さい羽を所定の場所にはめ込むことで生まれる準備が完了する。そして生まれるまでは卵を叩いたり、持ち上げたりしたりして、その卵を愛でて生まれるまで待つ。その様子を動画に収めていたのだが、セットしてから生まれるまで10分くらいだった。叩いたり持ち上げると中にいるウーモが反応して鳴く。しばらく叩いたり持ち上げたりを繰り返すと、卵の色が虹色に変わり、そこから中にいるウーモが少しずつ殻を破っていくのだ。ある程度まで殻を破ると中にいるウーモが見えてくる。紫色のウーモだったので娘は大喜び! その後も少しずつ殻が割れてきてウーモが出てきた。生まれてくるまで見守るのは、なるほど、確かに特別な体験で、母も含めてみんな興奮していた。

 すごいおもちゃがあるものだ。どういう構造になっているのかわからないが、おもちゃが自ら飛び出してくるなんぞ。

 出てきた紫色のウーモは可愛らしく、子猫くらいの大きさで撫でたり持ち上げたりするのにちょうどいいサイズ感だ。卵から生まれるのは一回きりではあるけれど、しばらく遊ぶことができそうだし、遊ぶのに飽きたとしても見た目だけでぬいぐるみとしてベッドに置く対象になる。姪は中3なのだけれど、ぬいぐるみは長く遊ぶからいいよと弟から言われていた。と言っても布団一つをまるまるぬいぐるみで埋め尽くすほど、既にぬいぐるみだらけではあるのだけれど。

2024/11/07

 たった数日前に佐世保の公園で遊んだときには夏かと見紛うほど暑かったのに、福岡に帰ってきてから一気に冷えた。衣替えは少しだけ進めてはいたものの、この寒さに対応するような服が思いつかず、結局はこれまでのロンTにウインドブレーカーを着るだけの姿で家を出て、いつものように会社へ向かった。すると、10分ほど歩いただけで体が熱ってきて、ウインドブレーカーを必要なくなり、バックパックの中へ収めた。その後はずっとロンTで過ごしたが、夕方外に出ると寒く、かと言ってウインドブレーカーを着るほどでもない。着てもいいのだけれど、着なくてもいい、であれば着ない方を選ぶ。しかし服の調整が難しい季節になった。夜は毛布があってもいいくらいだ。

 外にいる人の姿を見ると半袖の人もいれば、ダウンジャケットを着ている人もいる。妻は昨日マフラーが必要だと言っていた。急激に寒くなったからか、僕のように寒さに適応できていない人が多いのかもしれない。しかし既に11月に入って1週間経過している。これまでが異常だったのだ。

 たぶん外で遊ぶにも寒い季節になる。この前佐世保でたくさん遊んでおいてよかった。

 夏の間、娘は夏が好きなんだと、冬は好きじゃないと言っていたが、昨日は冬が一番好きだと言っていた。冬はクリスマスがあってお年玉ももらえるし、雪が積もれば雪だるまも作れるからだと。冬は冬でたしかに楽しい。まもなく街はクリスマス仕様に変わるだろう。作られた煌びやかさだが、それはそれで美しく、歩いていて心が躍る。

 生活の中から野球が完全になくなったが、野球を観ていた時間は野球関連のニュースを漁ったり、プロスピ、メジャスピをプレイしたりしている。まだ野球から離れられないが、それもすぐに慣れる。娘がトイストーリーを観たいと言ったから昨日ディズニープラスを契約した。トイストーリーは結局観ていない。SHOGUNなど観たいコンテンツがいくつかあるから、それらも楽しみたい。Get Backのドキュメンタリーも改めて観たいし、BTSの番組も観よう。

 阿部和重の「アメリカの夜」を読み始めた。すげー面白い。この小説を僕はいつ読んだんだろう。何冊か併読している本があるが、「アメリカの夜」を読み終えたら、この冬は阿部和重の本を集中的に読んでいきたいと思った。

2024/11/08

 ディズニープラスで将軍を観続けていて第3話まで観終えた。仕事に差し支えないように毎晩1ないしは多くても2話だけ観るようにしているのだが、先が気になって途中で止めるのにかなりの意志が必要になる、それくらいに面白い。真田広之をはじめ、どのキャストも素晴らしいのだが、按針役のコズモ・ジャーヴィスが最高だ。野太い声と野生的でありながらもどこか思慮深さを感じる目、そして色気。その声といい存在感といいトム・ハーディのよう。真田広之が話題になっているけれど、それと同じくらいコズモ・ジャーヴィスの演技も注目すべき点だと思う。休みの日に一気に観てしまいそうだ。

 小説は阿部和重を読みつつ、夜は舞城王太郎、昼は主には友田とんと島尾敏雄を併読している。すべて再読だが、すべて1度目よりも再読の方が面白い。友人に貸したままになっていた「百年の孤独」も文庫本で買い直したので、これもまた再読が楽しみだ。順番がどうなるかわからないが、今年の残りは海外小説は「百年の孤独」フォークナーの「響きと怒り」そして「失われたときを求めて」を読むことになりそうで、これまた再読ばかりだがワクワクしている。「失われたときを求めて」は阿部和重の「アメリカの夜」にも出ていたし、早く読みたい。あとは今月号の群像に乗代雄介の中篇が載っているようなので、島尾敏雄のあとはこれも読む予定。野球が終わってどうしようと思っていたところに、面白いものが一気に押し寄せてきたようで、心が躍っている。跳ねている。読んでいるうちに、他にも読みたい本がいくつも出てくることだろう。

 一気に寒くなったと思っていたが、まだ日中はロンT一枚で過ごせる。体がこの寒さに馴染んできた。まだ適応できるのだと思っているのは過信か? 昨日、仕事が終わったあと、ひんやりとした空気を切りながら歩いているとこの上なく気持ちがよかった。ようやく秋らしくなった、なんて10月から何度思ったことかわからないが、本当に秋らしい天候になってきた。空気も澄んでいて、夜はライトアップが綺麗に見える。自動車のヘッドライトすらも美しく感じる。歩いているときの空気も美味い。歩いている間に踏む地面すらも、落ち葉などを噛みながら歩くからか秋を感じさせる。つまりは五感すべてで秋だということだよ。温泉に行きたい。

2024/11/09

 ここ数日、夜寝る前には娘とウォーリーをやっている。探しているといえばいいのかもしれない。本来は絵本を読む時間ではあるのだけれど、ウォーリーを探すことはもちろん字や絵を読むことにはならず、遊びになってしまう。それでも僕もウォーリーが好きなので、絵本の時間にウォーリーを探すことは何の問題もないというのか、むしろ嬉しさすら感じる。

 我が家には現時点で2冊のウォーリーを探せしかないのだが、今回が何度目かのブームである。きっかけは佐世保に行ったときに実家の近くの喫茶店に行ったことだった。僕や弟が小さい頃から行っている喫茶店で、父にそこに連れて行ってもらうたびに、本棚にあるウォーリーを探せを取り出して、弟と一緒にウォーリーを探していたものだった。先日、喫茶店に行ったときに当たり前のように本棚に行って、娘のためにウォーリーの本を取った。たぶん僕や弟が遊んだのと同じウォーリーの本だ。30年近く時が経って、同じ絵本で娘が遊ぶというのも不思議なことだ。それからまた娘の中でウォーリーを探せのブームがきたのだと思う。

 あと一つあった。佐世保の五番街の蔦屋書店に行ったときに、新しいウォーリーのシリーズだと思うのだけれど、見開き2ページを相対して眺めるような形で2人でウォーリーを探す時間を競うようなものがあった。結局そこでは買わなかったのだけれど、それを目にしたことが印象に残っていたらしく、帰宅してから、2冊あるウォーリーの本を1人ずつ持ってどっちが先にウォーリーを見つけられるか競走するようになった。娘が手荷物のは一番最初に出たと思われるウォーリーを探せの本で、そこまで絵は描き込まれていない。ウォーリーは割とすぐに見つかる。対して僕が持たされるのは難しい方のウォーリーを探せで、これまで何度も見つけてきたのにすぐには見つけられない。僕が負けるのは必定のようなものだ。同じ絵本でも娘の方が探すのは早いような気もするが、どうだろうか。やってみないとわからない。

 ちょうど群像を買いに行かないといけないし、ここはそのスピード競走版のウォーリーを探せを買おうと思う。どっちが速いか明らかにしよう。

2024/11/10

 娘が出演するダンスイベントのため那珂川へ。ミリカロガーデンという名のコミュニティセンターで、多くの団体が出演する大きめのイベントだ。
 
 11時半に集合で早めに10時頃に家を出たら10時半過ぎに着いてしまい、13時の出番までどうやって時間を潰そうかと考えていたのだが、このコミュニティセンターには図書館が併設されていた。大きく蔵書も多そうな図書館だったので時間が余ったことはむしろ僥倖であった。11時半の集合まではコーヒーを飲みながらダラダラと過ごし、一服して図書館へ向かった。阿部和重の本を読もうと思ったのだが、その裏のエッセイの棚にひらいめぐみの「点粗食ばかりがうまくなる」を見つけ、ずっと読みたいと思ったので読むことにした。結構話題になっていた記憶があるし、割と最近の本だと思っていたので、もう図書館で借りられるようになっているのかと思ったが、見つけたときには嬉しかった。良い感じのソファーを見つけ、そこに座って出番まで読んだ。熟読することはできなかったが、娘の出番が始まるまでに読了。僕も就職がうまくいった方ではないので自分と重なる部分もありながら、面白く読んだ。ダンスのイベント会場でこういった公共施設の場合、図書館が併設されている場合があるが、非常に助かる。このミリカロガーデンは近くに室内プールもあるので、イベントがなくともまた来るのはありかもしれない。

 14時過ぎには娘の出番が終わった。施設内や外に出店がいくつか並んでいて、その中にスーパーボールのくじを置いている店があった。僕も子どもの頃一度だけくじを引いたことがあるが、自分が欲しいボールが当たらなくてモジモジしていたら、おじさんがこれね?これが欲しかとね?と言ってキラキラしたボールをくれたことを思い出した。スーパーボールのくじってワクワクするんだよなぁというか、ワクワクした記憶が蘇ってきて、娘と一緒にワクワクした。スーパーボールのくじは1回たったの30円で、子ども達にも大人気でいつも行列ができていた。娘は計3回くじを引いていた。中にはキラキラしたボールやハート模様の面白いものもあって、娘はハート模様のものが欲しかったようだが、残念ながら当たらず。しかし30円は安いなぁ。あまりスーパーボールのくじを見ることはないけれど、またどこかにあればいいなぁと思う。

 帰りに六本松に寄った。サブウェイでブランチし、ブックオフと蔦屋書店に行った。阿部和重の中古本があればと思っていたが、全然なかった。蔦屋書店にも阿部和重の文庫本は1冊もなかった。僕は収穫なしだったが、妻はRILATOで服を買い、娘は絵本を買っていた。ウォーリーを探せのスピード対決の本はなかった。僕が探しているものは見つからなかったが、明日また本屋に行くからいいさ。少し大きめの本屋に行けば阿部和重の本はあるだろう。なければAmazonに頼るしかない。

 というわけで、忙しい1日ではあったが、いい休日。

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