日記 2022/12/12〜2022/12/18

2022/12/12

まだ旅行気分が抜けないまま仕事。今回の旅行はずっと濃密で楽しかったが、だからこそ終わったときの反動が半端ない。フジロックが終わった後のようだ。あんみつ姫が1つのハイライトだが、あんみつ姫自体フジロックのPALACE OF WONDERのようでお祭りだった。

昨日友人たちと別れてからずっとぐったりとして何をする気にもならなかった。今日の昼にようやく本を読む気になって、ぐだぐだと本を読む。

と思っていたら近藤獲得のニュース!
ホークスに来てくれたらいいなぁとは思いながらも、日ハム残留か西武あたりが濃厚なのではないかと考えていた。まさかのホークス。アストゥディーヨ、そしてテストでキャンプに参加していたホーキンスも獲得濃厚と出ている。選手層がかなり厚くなって、来年のスタメンを想像するのが難しくなってきた。まずはウェルカム、近藤。

非常に喜ばしいニュースである一方で、今日からしばらく悶々とした日々を過ごすことになることが間違いないのは人的補償があるからだ。今年活躍した筑後ホークスの全員をプロテクトすることは難しいだろう。それにピッチャーだと田上、バッターだと笹川や牧原功あたりの若手、そして上林やリチャードもプロテクトされるか微妙なところになる。日ハムの層が薄いところを獲得するのだろうが、BIG BOSSのことだからどうなるのか想像できない。新庄がこれまで名前をあげたことのある選手だと、谷川原やリチャードが出て行く可能性はありそうだ。

今年は特に若手の活躍が目覚ましく、見ていて楽しかったし嬉しかったので、できれば彼らが引き続きホークスで活躍し続ける姿を見ていたいのだが。
プロテクト予想のニュースを見るだけで頭の痛くなる日々が続きそうだ。

2022/12/13 『フランシス・ハ』 がんがれ!フランシス

行きつけのカフェにオシャレなポスターが貼っていたことから興味を持ち、『フランシス・ハ』を観た。ポスターにあった「モダンダンサーを夢見るフランシス」の文言に惹かれ、『リトルダンサー』のような映画かと思って観たが、半分進んでもモダンダンサーになる物語が一向に展開しない。背の高いグレタ・ガーウィグが長い手足を使って踊る姿には目を引くものはあるが、『リトルダンサー』のような観ていて胸が熱くなるほどではない。

しかし、この映画は冒頭から観ていて心地の良い雰囲気があった。
フランシスは移動する際によく走る。とにかく走る。そんな走りながら移動するときには印象的な音楽が流れ、それが非常に心地よくて耳に残った。

フランシスは27歳である。27歳の女性が街中を全速力で走る姿なんて滅多に見るものではない。スポーツウェアを着たランナーであればまだ分かる。が、フランシスは革ジャンのようなものを着ているし、とても走りやすい格好ではない。案の定こける。流血する。時に踊りながら走る(20歳頃、街中で走っていた僕の姿を見た友人から、大人が走るとみっともないから走らないんだよと言われたことを思い出した。走るフランシスを見ていて、何が走ったらみっともないだよ、キラキラしているじゃんよ、くそ食らえと思った)。そんなフランシスがとても魅力的に見えてくる。

フランシスは何をやっても上手くいかない。そのくせプライドは高く、会話の端々にもそのプライドの高さが出てしまい、会話がちぐはぐになる。そんな彼女の無二の親友で同居していた親友のソフィアにも、部屋を出て行かれてしまう。共同で借りていた部屋だから1人では家賃を支払うことができずに出ていくことになるが、ひょんなことから芸術家が住む部屋の1室を借りることになる。男2人が住む部屋に、フランシスが入り込む。同居していた男性と会話を重ねる中で、非モテ女との烙印を押される。フランシスの部屋は汚い。

だが、フランシスは半端な状態でもとりあえず前に進む。そんなところは『リトルダンサー』で感じたところと通じるところもある。ただ自らの衝動に従う。こけたっていい。走る。そして走る。半端でもいい、無器用でもいい、前向きに生きる。そんな彼女の姿を見て、がんばれ!フランシス、といつの間にか応援していた。フランシスはきっと友達になったら面倒くさいやつだろう。部屋だってすごく汚いから、遊びに行きたくはない。布団の中でも靴下を履いているんだ。でも、愛らしく放っておけない。

フランシスは決してセクシーでもないし、清潔感があるわけでもない。が、フランシスの表情はとても印象に残るし、劇中でさほど出てくることがない肝心のモダンダンスをする姿もまた見たくなる魅力がある。またフランシスに会いたくなるのだ。

劇中にはヴァージニアウルフやプルーストなど、文学好きには馴染みのある名前も出てくる。特にプルーストの名前は興味がない人にも印象に残るはずだと思う。フランシスは自分でもよく分からないままフランスに行く。プルーストの本を携えて。おそらくは何巻にも及ぶ物語のうちの1冊だろう。フランスに着いた当日の夜だと思うが、プルーストの本を読んで寝ようとする。が、寝られない。時差ぼけか? 寝られない夜に翻弄され、結局そのまま朝を迎える、そのことがまんま『失われたときを求めて』の冒頭を思い起こさせるようで笑ってしまった(プルースト好きとしては、フランスでプルーストを読むなんて、どれだけ贅沢なんだと羨ましく思ったのだけれど)。プルーストを持って行くあたりが、また非モテ女と呼ばれる所以なのかもしれない。朝になってようやく寝たフランシスは結局昼過ぎまで寝てしまう。会おうと思っていたフランスに住む友人には、アメリカに帰国してから連絡がつく始末。

アメリカに帰国してからも、所属するダンス劇団からはダンサーとしてではなく劇団の事務員になることを勧められるなど、つくづく思った通りにはいかない。でも、そんなフランシスは別に悲壮感にあふれるでもなく、やはり前に前に進む。いや、進むだけではない、進む以上に戻る。3歩歩いて5歩戻るといった具合だ。2歩戻っているとしても、結果としては8歩歩いている。それは半端で、すごい回り道かもしれないけれど、無駄とは限らない。

事務員になることは断って、場面はうつり、大学の寮監のような仕事に就いているフランシス。そこでなぜかソフィアと出会う。都合よく出会うもんだなぁとも思うが、同窓生なのだから別にあり得ないことではない。そこで何やらかんやら、で気づけば結局事務員になっている。なんでやねん。ぐるぐる回って結局1歩進んでいる。事務員の傍ら、ダンスの振り付けをしてその才能を少し認められる。また1歩前進。でも、その後もまたフランシスは戻ることがあるだろう。

紆余曲折はありながらも、とにかく行動する。歩む。行動すると何かは起こるものだ、とフランシスは教えてくれる。

がんがれ!フランシスと何度も叫ばずにはいられない。素晴らしい映画だった。

2022/12/14

スラムダンクの映画が始まって行くタイミングをうかがっているのだが、ちらほらとネタバレと思わしき情報がネット上に出てくるようになった。目にはしないようにしているが、気になるしとても気持ちが悪い。記事の見出しでも、内容に大きく関わっていそうなものがいくつかあった。やめてほしい。早く観たい。とりあえず、昨日からスラムダンクの漫画を全巻読破しようと思い、タンスから出して読み始めている。

これまでの経験上分かりきったことだが、一度読み始めると止められない、止まらない。ずっと読んでしまう。昨日読み始めたのが夜遅くだったので湘陽戦に入ったところ(暴行事件が終わった直後の試合)でストップしたが、今日再開するときっと最後まで読み終えてしまうだろう。

もし勢いよく今日読み終えることができれば、早速明日観に行きたいと思う。

小学校の頃ではあるが、スラムダンクはリアルタイムで漫画も読み、アニメも観ていた世代だ。スーファミのゲームも持っていて、よく遊んでいた。とりあえずパスを回すと「ソッコー」と言っていた。「ソッコー」と言う桜木花道の声はしっかりと覚えている。小学校の頃から僕は流川派だったが、今読むとミッチーだ。

小学校以来、数年毎に今回のように一気に全巻読破するので、劇場での鑑賞にあたりわざわざ読み直す必要はないかもしれない。が、読み始めて、映画を観たい欲が一層強くなった。期待度も膨らむ。どのような内容か想像がつかない。ワクワクする。早く読み終えよう、そして明日に備えよう。

2022/12/15

壱岐の旅行から明日で1週間が経とうとしているが、旅の余韻はまだ残り、司馬遼太郎の「街道をゆく」を読みながら壱岐に思いを馳せている。壱岐という場所自体もそうだろうが、子どもたちも含めてみんなが楽しむことができたというところが大きかったのだろう。旅程をしっかりと考えれば子どもたちも楽しめるというのは今回の旅の収穫であった。

さて、収穫といえばもう一つある。おそらくは僕だけが得たもの。そうであってほしい。僕だけに特別に用意されたものであってほしい。

それは水虫菌である。

3日間の旅が終わった翌日のことだった。右足の中指と薬指の間が酷く痒く赤くなっていた。最初は痒いだけだったのだが、さらにその翌日にはじゅくじゅくとし始めた。ああ、これは水虫ねと確信した。

2日前に皮膚科に行き、めくれた皮膚の皮から検査してもらって、水虫だと診断された。はい、確定です。薬をもらった。水虫は完全に完治するまで3ヶ月はかかるらしい。薬を塗ることで症状自体はすぐに治まるだろうが、水虫菌が足からいなくなるまでには2,3ヶ月ほどかかり、その間はずっと薬を塗り続けなければならないと言われた。症状が出ている右足だけではない、左足にも薬を塗らなければいけない。かかと部分まで足全体をしっかりと。塗り忘れがあってはならないのだと水虫の薬の説明書きにも書いてある。侮るな、水虫。厄介である。

中高6年間住んでいたから、水虫になったのは初めてではない。誰か1人が水虫になればバスマットなどからすぐに広まる。ただ、中高のときに3ヶ月も毎日薬を塗り続けた記憶はない。塗っている他の寮生を見たこともない。若さゆえに水虫は気にならなかったのか。あんな生活をしていたら、寮から水虫菌がいなくなることはなかっただろうけれど。

実のところ、水虫の症状が出ても全く驚きはなく、心当たりはありまくりだった。ホテルのスリッパでうつったのだ。

男3人でホテルの風呂に入りに行ったのだが、いつもそうであるように、予め部屋で身軽な格好になってホテルのスリッパで風呂場に向かった。風呂は空いていたが、僕らの後に1人別の男性が入ってきた。

風呂場から出ようとしたときには、その男性の分を含め、3つのスリッパがあった。だが、どれが誰が履いたスリッパから分からない。友人に尋ねても分からず、友人と隣同士に置いたことは確実だろうということで、とりあえず手前にあるスリッパを友人が、その隣にあるスリッパを僕が履いた。友人は「これがあるからホテルのスリッパは怖いねんなぁ」と言った。怖い、というその言葉を聞いたときから嫌な予感があったのだ。やはり。僕は壱岐のホテルで水虫菌をもらってしまったのだ。

旅行をしなくなったので、そのあたりの危機感がなくなっていた。コロナに対する警戒心はまだまだあっても、水虫など他の感染症に対する危機感が甘くなっていたということだ。

2022/12/16

今日は出社。今年の出社も残り少なくなってきた。おそらくあと1日だけ出社し、あとは在宅勤務。

今日は寒かった。今年初めてセーターを着て、というか去年は数回しかセーターを着た記憶がないのだが、まぁとにかく今日はセーターで、セーターの上にジャケットを着ても外は寒かった。さらに寒くなるともっと厚手のジャケットを着ないといけなくなるが、厚着しすぎてもわっとなるのは苦手だ。そこに加えて暖房である。セーターと暖房の相性が悪いのか、セーターの内側からむわむわと生暖かい体温が放出され、今日の午後はそれが気持ちが悪かった。明日から3日間さらに寒くなるようなので、風邪を引かないように気をつけていきたい。

娘の早めのクリスマスプレゼントで「どうぶつの森」を買ってあげた。まだ1人きりではできないので、僕も手伝いながらではあるが、結構楽しんでくれている。僕が子どもの頃にやったゲームとも全く違うので、僕も新鮮な気持ちで楽しんでやっている。今日は出社で全くできなかったが、明日から3日は寒いので外遊びは風邪を引かない程度にして「どうぶつの森」を楽しめたらと思う。

幼稚園も来週から冬休みに入る。本当に早い。もうあっという間に年少も終わってしまう。

2022/12/17

娘はダンス教室でクリスマスイベントのために、いつもより2時間早めに早めにダンス教室へ向かった。クリスマスプレゼント交換があるとのことで、妻が交換用プレゼントを用意していった。上は小学6年までいるのでプレゼントの用意は難しいだろうと思っていたが、小学校低学年以下と高学年ではプレゼント交換で分かれるとのことだった。それだったら安心だ、と思っていたら、今日のプレゼント交換では、上のお姉さんたちがこれはイヤ、あれはイヤと言ってプレゼントが回りまくっていたらしい。想像していたプレゼント交換とは違って弱肉強食やないか! 娘はもう1人のプレゼントが回ってきたらしく、それがすみっコぐらしのネイルだったので大喜び。

クリスマスイベントの後はいつものようにダンス練習。来月発表会があるので練習はしっかりとある。が、プレゼント交換の後だったからからぐだぐだだったらしい。

僕は家で仕事。ヒーターだけではまだ寒く、この冬初めて暖房をつけた。苦手な暖房ではあるが、寒さを我慢しながら仕事をするのもしんどい。特にトラブルもなく定時で終了。

仕事が終わる少し前に娘と妻は帰宅。娘はやけにテンションが高かった。パンももらってきていたが、今日中には食べないといけないだろうから、僕が食べることになる。壱岐の旅行以降、というかその少し前から体重は増加し続けている。そろそろどうにかせんとヤバい。正月は確実に太る。

明日はM1らしい。去年の敗者復活戦でヨネダ2000にハマってずっと注目してきたが、今年は決勝進出で非常に楽しみである。

2022/12/18

今年のM1も面白かった。ヨネダ2000が決勝進出ということを知ってずっと楽しみにしていたのだけれど、ヨネダ2000はヨネダ2000らしさのまま、審査員の審査基準をかき乱していたように見えた。ネタは去年の敗者復活のときのものの方が好みではあったが、今回のもとても面白かった。
優勝のウエストランドも文句なし。ネタ順が最後でかなりのインパクトを与え、そのままの勢い、同じようなテイストで決勝1組目に出たのが大きかったんじゃないかと思う。立川志らくのコメントも影響を及ぼしたような。見ていて痛快なネタだった。

昼間は予定通り、どうぶつの森で遊んだ。間違いなく、娘よりも僕がハマっている。今日はミッションのようなものを進めて、家を建てるところまでいった。明日実際に建つようなので、家が建てば、模様などは全て娘に任せたい。今日ずっとやっていたのは魚を釣ったり、虫を捕ったりと地味なもので、コントローラーを細かく扱うことが難しい娘にはあまり楽しいものではなかったようで、横で僕がやるのを見ていた。これから街ができあがっていけば、きっと娘のテンションがあがることもできるようになるだろう。

さて、M1が終わって、0時からはW杯の決勝。とりあえずビールは買っておいた。どうせ寝られないだろう。延長戦にはいかずに、前後半の90分で決着がついてほしいが、延長戦にいってもそこで観るのをやめる選択肢はない。どちらかといえばアルゼンチンが勝ってほしい気持ちはあるが、ほぼフラットで観られるのも楽しみだ。今日は忙しい。

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