日記 2022/03/06 Dirty Projectors
昨夜はWilcoの「Ode To Joy」を聴きながらヨガをした。Wilcoの中でもしっとりとしたテイストのこのアルバムは、ヨガをするときにとてもいい。聴きながらヨガをするとあまりにも気持ちがよくて、いつもであれば寝る前にする瞑想をそのままの流れでした。
ヨガをするときには大抵「Ode To Joy」のような、あまり派手ではないアルバムを流すことが多い。ここ数週間はイ・ランのアルバムや折坂悠太、Brian Eno、Beirut、Beckの「Sea Change」あたりをルーティーンで流していた。そういえば、と思って、昨夜初めて「Ode To Joy」を聴いたのだった。
Spotify Connectを使って、リビングのアンプにつなげて少し大きめのスピーカーから聴いている。書斎よりも空間が広く、スピーカーも大きいので、書斎で聴くときともまた音が違う。Spotifyなのでロスレスではないのだが、ヨガをしながらだと、いつもよりも音がよく耳に入ってくるような気がする。
Spotifyで聴いていると、アルバムが終わると自動的に同じテイストの音楽が流れる。「Ode To Joy」は短いアルバムなので、ヨガを終える前に自動再生に切り替わった。そこで流れたのがDirty Projectorsの「Swing Lo Magellan」という曲だった。とても聴き触りがよく、耳に残る曲だった。ちょうどヨガフローが終わったタイミングで、頭がすっきりした状態だったこともあって、受け入れやすい状態になっていたのかもしれない。
聴いている間はDirty Projectorsということは全くわからなかった。Dirty Projectorsはフジロックで来日していたし、これまでも何度かは聴いていたはずだが、ちゃんと聴き込んだことがなかった。
とても耳に残ったので、瞑想を終えた後にSpotifyの再生履歴を確認して、それがDirty Projectorsの曲であること、そして同タイトルのアルバム「Swing Lo Magellan」の中の1曲であることを知った。それからはネットでDirty Projectorsのことを調べ、Vampire Weekendのエズラとも親交があったり、ソランジュと共作をしていたりで、方々で活躍していることがわかった。そして、「Swing Lo Magellan」の全曲を聴いた。最初に聴いた「Swing Lo Magellan」とは異なる曲調が多かったが、いずれの曲も素晴らしかった。大学の頃によく聴いていたインディロックの流れを感じさせるものや、さらにそこにひねりを加えたようもの、どれも聴きやすくはあれど、一度聴くだけではとても消化しきれない音の豊富さがあった。新しい今日も「Bitte Orca」「Lamp Lit Prose」「Dirty Projectors」を聴いた。
昨夜、Dirty Projectorsの曲に出会って以来、Dirty Projectorsにはまり込んでしまったいつまで聴き続けることになるかはわからないけれど、少なくともどのアルバムも何度聴いても新たな発見のある類のもので、そんな簡単に飽きがくるとは思えない。とりあえず今はずっと興奮した状態で、Dirty Projectorsの曲を聴きまくっている。