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不安と向き合う勇気 〜娘との対話から学んだこと〜
母が訪ねて来るから今年の日本帰省はパスかな...
そう考えていた矢先、ひょんな事から
子供達を日本の学校に体験入学させてみる話が持ち上がった。
実は以前から心の片隅にあったアイデアだったのだけれど、
苦手な手続きや、子供も私も途中で挫折したらどうしようという不安から、
いつも先送りにしてきた。
娘は10歳。
年齢を重ねるごとに、不安や恐怖心も育つし、
新しい環境への一歩を踏み出すのは更に難しくなる。
これ以上待てないよなぁ。
そんなこんなで、
先日、日本の学校のアイデアを話したら、
泣いて嫌がられた。
ありゃ、、、、。困った。
予想はしていたものの、
その反応は私の心を揺さぶった。
「絶対に行かない!」
言葉も分からないのに、みんなに馬鹿にされるのが怖い!
涙ながらに訴える。
言葉が分からなくても
大丈夫だよ!
絶対にいい経験になるから!
とどうにかしてなだめようとしても、
全く利かない。
むしろ攻撃的になる一方。
そのうち、こちらまでイライラしてきた。
そして、ふっと21歳の自分を思い出し、
英語もろくに話せないままラリアに来た自分の姿を重ねた。
言葉の通じない不安を一番理解しているはずの私が
「大丈夫よ!」なんてよく言えたもんだ。
深呼吸をして、再挑戦!
娘の気持ちに寄り添い、
「言葉が分からないって、本当に怖いよね。ママも同じ経験をしたの」と、とゆっくり話を続けた。
そしてYouTubeで日本の小学校の給食時間の映像を見せると、
違いに驚き、興味深々。
しばらく、見入って、
「 行く!! 私も白衣着る!!」
🤣🤣🤣🤣🤣
頂きました!!
この出来事を通じて気づいたのは、
娘の涙の向こうに映る私自身の姿だった。
何をやるにも不安で動けなくなる、
そんな自分の姿だ。
人生には様々な不安がつきまとう。
でもその多くのものは一時的なものばかり。
そして不安の先にある新しい発見や出会いの喜び、
そしてありたいジブンの価値観に沿って、
不安な気持ちと一緒に一歩を踏み出す姿勢こそが
私が娘に伝えたい大切なメッセージなのだ。
だから、体験入学の先送りはもうおしまい!
私が怖がっていたら、ダメだ!はいっ!
異文化との出会いは、確かに不安もたくさんある。
うみちゃんも今回の体験入学だって、きっと楽し事だけじゃない。
でも彼女ならその不安にただ背を向けるのではなく、
不安な気持ちと一緒に一歩を踏み出すことが出来るはず!
一緒に頑張ろう!