初冬の夜に・・・
珍しく、二日続けて書きます。
先月、久しぶりに池上本門寺へ行きました。この場所は以前にも書いたように、この周辺の町並みを友達が好きだった…ということで、ちょっと特別な場所です。
ここ最近、急に和服生活をしたくなって、10月・11月辺りに着物を新しく買い、本門寺へもその着物を着て出かけました。しかし自分ももう今の年齢では、以前のように着物を着て引き立つ…というようなことも無くなったように感じました。自分でこんなこと言ってはいけないかもしれませんが、30代ぐらいの時にウールの紺の着物を着ると、“馬子にも衣装”の如く、普段の自分よりも印象度が増すような感じがあったんじゃないか…なんて思ってます。もっと若い内に、着物を着る生活を楽しんでおけば良かった 。
昨夜、友達に纏わる記事を久しぶりに書いて、苦しくなりました。ある単語を用いたことで、良くない影響があったのかもしれません。その言葉を用いるのは、これからは控えた方が良いのかもしれない…と思いました。
いつも冬場は、自分は極端に籠りがちになります。夏からこっち、盆踊りを久しぶりに楽しみ、かなり良い状態で最近は過ごせていたように思うのですが、ここに来て塞ぎ込んだような状態に陥りつつある感じです。
もう自分も60代が目前に迫ってきていますし、自分のこれまでのことを振り返ると寂しいような思いにもなります。
今の東京の町……あまり魅力を感じません。同じようなビルばかりが建ち並び、そのビルだらけの景観を目にすると、ただただ気が滅入るばかりです。
自分の住む町には高いビルはありませんが、残念なことに特別面白味のある店や景観がある訳でなし、散歩をしてもつまらないです。人々の生活の営みもあまり感じられません。古い日本映画を観るのが好きなのですが、昔の町並みなど目にすると、その頃に生きた人々が羨ましくなります。
映画にしても、ドラマにしても、今はしみじみとした味わいを持つ作品が好きになりました。
ご飯も大根の漬物や目玉焼き、おかか…そんなものが美味しく感じられます。
これからどんな人生になるのやら……心に愛情の一欠片、美しいものに反応する心……それらを大切に生きられたら良いなぁ…などと思う、初冬の夜です。