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今日の日記 (NHKの囲碁トーナメント、そしてコンサートのチケット)

今日の東京はとても暑かった。冬と同じ格好で午前中に外へ出てしまい、大汗をかいた。どちらかと言うと寒がりな方なので、うっかり薄着にし過ぎても、自分の場合は問題がある。それと近頃は少しでも気温が上がると、すぐに電車やバスは冷房を入れてくるので、その間は外出もなるべくしたくない。

お昼過ぎから、NHKで囲碁の番組を続けて見る。『囲碁フォーカス』に『NHK杯テレビ囲碁トーナメント』。

トーナメントの方は高尾紳路しんじ 九段と平田智也 八段の勝負。まだ囲碁のことを全然分かっていないので、“次に何処へ打つのが良いのだろうか” とか、“自分だとどうするだろうか” …などという予測がまるで立たない。例えば「コウ」とか「ノビ」とか、囲碁の用語については分かってきたので、解説でどんなことを話しているのか幾らかは解るようにはなってきたけれど。なので、AI様の形勢判断を見たり、同じくAI様の “ここへ打つべし” という指示(!!)と実戦とを見比べる…などという楽しみ方しか出来ない感じ。

これが志田八段だったら、自分はもっと夢中で対局の行方を見たに違いない。自分を引き込んだ志田八段、それだけのものがあるのだと思います。

しかし今まで志田さんの対局を中心に見てきた訳ですが、石を碁笥ごけ (碁石の入っている容器) から取る時の音が今日はジャラジャラ五月蝿うるさくて、何だかガサツに感じました (特に高尾九段) 。志田さんだと、石を打つ時に音を一つも立てないし、石を碁笥から取る時でさえ殆ど音を意識させたことが無かったように感じます。そういう所も自分は志田さんみたいな感じが好きだな。

今日は平田八段の中押し勝ちでしたが、投了の場面というのは自分は弱くて、どういう訳かジンワリ泣けてきてしまいます。自分ももう “とし” なのかもしれないな…と思います。

志田さんの登場はまだ先になると思いますが、今日勝った平田さんと当たることになります。

今日の解説は一力遼 棋聖でしたが、ハキハキしていて良いですね。大盤での解説も沢山してくれます。そして一力さんの突然溢れてくる笑顔に自分は弱いです。声もいいし、魅了的な方だなぁ…といつも思います (ただ解説の内容はとても難しくて、言葉が淀みなく流暢なだけに、中身が入ってきづらい感じは受けました) 。


囲碁のテレビを見終わってから、珍しく都心まで出かけました。目的は6月に行われる倍賞千恵子さんのコンサートチケットの入手。場所は東京オペラシティ。ここで前に倍賞さんを聴いたのは、今確認してみたら  2018年の4月でした。

そして自分が最後に倍賞さんのコンサートに出かけたのは 2019年の7月。場所はサントリーホールでした。以前の記事にも書きましたが、僕の大切な友達「たかちゃん」と、このコンサートの時に逢えた可能性がありました。

倍賞さんのことを考える時、いつも「たかちゃん」のことを思います。彼はずっと倍賞さんのファンだったのに、結局一度もコンサートへ行くことはできず、闘病中にくれた僕へのメッセージで「一緒にコンサートへ行けることを楽しみに最期まで頑張る」と言っていました。また、突然のお別れとなる一日前にくれた電話では「一緒にコンサートへ行けるのは2~3年後かな…」というお話もされていました。数えてみたら、今年はあれから3年後に当たります。一人でコンサートに行くのは何か悪いような思いも抱いていたのですが、今年は行ってみたい気持ちが強くなりました。友達の思いも乗せて、久しぶりの倍賞さんのコンサートを楽しみたいと思っています。


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