118回医師国家試験を終えて

 2月3日、4日の2日間で118回医師国家試験が行われました。私は現役生としてこの難関に挑戦しました。今回はこの1年間どのように取り組んだかを皆さんに少しでも共有し、後輩たちの力になれたらと考え体験談を書きたいと思います。

①Q-Assist動画


 私の学校ではCBT、OSCEがが4年の9月に行われ、11月には実習が始まります。日常の取り組みとして、5年生から実習で回る科と同じ科のQ-assistの動画をすべて見ます。大体1~2週間でのローテなのでその間で見終わるのが目標です。しかしメジャー科はかなり膨大な量の動画数があるので、自分が担当した症例に関与する疾患の動画から進めていくことをおススメします。絶対に頭に残りやすいです。
上記にように日常の生活では動画を見て行きます。それでは到底見終わらないので、長期休みにまずメジャー科の残りから計画的に見て行きましょう。私は長期休みは1~2時間は動画を見る時間に割いていました。
このスケジュールで、私は6年生の春休みにはメジャー科、マイナー科は見終わっていました。残り産婦、必修、公衆衛生となっていました。
6年生が始まるまでにメジャー科を終わらせておくとかなり余裕をもって6年生を過ごすことが出来ます。
私の学校は7月頭と11月下旬に卒業試験があり、前期卒業試験の7月までに産婦、公衆衛生を見終わるよう計画を立て勉強をしました。必修は9月までに見終わりました。
9~11月は全科のもう一度見たい動画だけを1日5本
などと決めて、見て行きます。
そして12月は総まとめ講座を見ました。1月はまた後述しますが、究極MAPのみを4周しました。

②模擬試験

 模擬試験は学校により何を受験するかはことなります。私の学校はMM模試(9,12,1月)の3回がマストでした。そのほかに12月の冬メックを受験しました。模試は受験の数ではないので自分の実力試しを定期的に行えるように計画してください。勉強の指標となり、モチベーション維持に繋がります。
結果は以下の通り、
9月(第1回):一般臨床227/300(全国偏差値55.7、平均点200.8/300)、必修188/200(全国偏差値58.4、平均点161.8/200)、禁忌0/7 

12月(冬メック):一般臨床252/300(全国偏差値63.2、平均点223.2/300)、必修178/200(全国偏差値51.6、平均点176/200)、禁忌0

12月(第2回):一般臨床232/300(全国偏差値56.4、平均点205.9/300)、必修187/200(全国偏差値55.2、平均点172.7/200)、禁忌0/8

1月(第3回):一般臨床236/300(全国偏差値54.3、平均点218.3/300)、必修181/200(全国偏差値52.9、平均点172.7/200)、禁忌0/11

模試の目標は『一般臨床:全国偏差値50以上』『必修160以上』『禁忌0』です。一般臨床は毎回70%を模試で取れていれば、本番80%以上は取れる感覚です。さらに必修は絶対評価で80%を超えればいいので、模試で必修は取れるが一般臨床は取れない方は勉強の比重を変えましょう。あとで演習で後述します。最後に禁忌は毎年2個と、受験生が神経をすり減らすポイントです。模試から禁忌を意識して解く癖をつけましょう。
※復習は直後に間違った問題のみ。次の模試の1週間前くらいに全問解いてみる。この2回でいいです。深追い禁物!!!!!

私の118回の自己採点サービスでの得点(参考):一般臨床265/300、必修185/200、禁忌は不明

③QB演習

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