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未完成に生きたいぼくは芸大に通うことにした。 | ある芸大生の雑記録 | 210830 | #3

今年4月に新設された京都芸術大学芸術教養学科イラストレーションコースに入学してから5ヶ月。仕事を続けながらオンラインで学んでいます。8月から記録に残すことを始め、今日はその3週目です。気づけば前提が変わり、「記録すること」を意識しながら生活するようになりました。新しいルーティンの誕生です。

■芸大生ライフ

白状します。何もしてないです泣。代わりにと言わんばかりに「瓜生通信」からいくつかの記事を読み、おもしかったのは「暮らしの中の空白」を切り口にしたこの記事でした。

寄り道もいいですね。いま嘘をつきました。寄り道が好きです。

■8月の特集「カンディンスキー」

今月の特集は「カンディンスキー」。今週はその3週目で、Google Art and Cultureが公開したPlay a Kandinskyをプレイしました。カンディンスキーは形や色から音楽を感じていたらしく、その「共感覚」を追体験させてもらえるコンテンツで、純粋におもしろかったです。

■Art in Focus !

雑貨を集めるように、その週に心がぴくりと動いたものをコレクションしています。今回はこちら。


0824 | "The Artist is Present"のワンシーン。 これはすごい。すごい動画をみてしまった。ぞくぞくする。#Eyegazing

0826 | 「複合芸術ピクニック」は2018年から秋田公立美術大学(AKIBI)が展開してきた「旅する地域考」の発展版。「〜とは」を読みながらぞくぞくし、迷わず事務局にコンタクトをとってしまいました。この衝動を、いまはとても大事にしたい。

0828 | 「にほんてき、ってなんだ?」を特集している 『tattva』(Vol.2, July 2021)からいくつかの記事を読むピックアップ。琴線に触れたのはこの記事。深部に残された「あの感覚」をいかに思い出すか。

「美しいとか、気持ちがいいとか、理屈ではなく、心と体にとって心地よいかどうか。そのような特徴を持つ日本文化を表現する際に、哲学や思想ではなく、"美意識"と呼んだほうがしっくりくる。/しかし現代の日本人は、この「美」というものがよくわからなくなっています。日本文化の特性を、日本人が説明できなくなっているのです。/「美」とは何かを知るということであり、我々の深部に残されている美意識を発掘することなのです。」
黒川雅之「日本文化の「美意識」とは何か?」21-22頁


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