2ヶ月でTOEIC800点から940点に上げた方法(リスニング編)
この記事について
この記事では私がTOEICのリスニングで480点をとった勉強方法を公開します。
自分の性格上あっさりした文章にはなってしまいますが、これをひたすらやれば、誰でも480点には手が届くはずです。
また私はリスニングの勉強をするにあたって、勉強方法を考えるよりも、課題から分析して、それに対してベストな勉強方法を取り入れるやり方をとっていました。
そのためこの記事もリスニングにおける課題を分析し、そこからベストな勉強方法を提案する記事になっています。
使った教材については、勉強方法の後にお伝えしています。
1. リスニングで点が取れない簡単な理由とは?
リスニングで点が取れない理由は、大きく分けると2つしかありません。
実はリスニングで点が取れない理由はこの2つだけなのです。
ただ、この2つもさらに2つの課題に分解することができます。
ここからは皆さんもご自身の体験に照らし合わせていただけると、かなり納得しやすいかと思います。
1-1. リスニングで意味が理解できない2つの原因
リスニングで意味が理解できない時は、間違いなく以下のどちらかが原因です。
①はリーディングの方が点数の高い人あるあるですね。
リーディングだと文章で読んで理解できるので、頭の中でゆっくりと変換を行うことができます。
しかしリスニングのように一瞬で単語が過ぎ去ってしまう状況だと、頭の中で変換する余裕がなく、結果として理解できずに終わってしまいます。
②はそもそもそのフレーズや単語などの意味を知らない状態なので、雰囲気などでは理解できるかもしれませんが、遅かれ早かれ問題として浮き上がってくるでしょう。
これに関しては語彙力のない人であればあるほど直面する問題だといえます。
1-2. リスニングで音が聞き取れない2つの原因
一方でリスニングで音が聞き取れない場合も、大きく分けて2つのことが原因となっています。
①は「ゆっくりなら理解できるけど、早くなると理解できない」というだけですね。
『海外ドラマで話している内容が聞き取れず、字幕をオンにしてみたら実は簡単な文章だった』みたいな経験がある人も多いかもしれません。
そのような場合が「ゆっくりなら理解できるが早いと理解できない」という課題に該当します。
②については単純で、”Nice to meet you”という単語が「ナイストゥミーチュー」と発音されることを知らないので、「ミートユー」ではなく「ミーチュー」という音では理解できない、みたいなことですね。
とりわけイギリス英語やオーストラリア英語は日本人には馴染みがないので、発音の変化や訛りなどで苦戦する人が多い印象です。
2. 課題ごとに対しての勉強法
ここまではリスニングができない理由についてお伝えしました。
ここからは先ほどの課題について、どのような方法が最適かをお伝えしたいと思います。
2-1. 意味が理解できない場合の勉強法
意味理解ができないという課題については、やるべき勉強方法は一つだけです。
これはもうシンプルで、頭で変換しないと理解できない語彙や文章を書き出して、ひたすら暗記してください。
また暗記するときは、単語帳を作るなどした上で、その文章が出てきた時に一瞬で理解できるまでその単語は覚えられてないものとして扱いましょう。
そうすることで語彙や文章などの意味理解速度が飛躍的に向上して、リスニングも楽になりますし、リーディングにも良い影響が現れます。
2-2. 音が早くて聞き取れない場合の勉強法
音が早くて聞き取れない場合の学習方法は、以下のやり方がオススメです。
なぜこのような学習法をするかというと、
① 1.5倍速でやった方が速い速度に慣れるから
② 1.5倍速だと曖昧な部分が炙り出されるから
③ 1.5倍速の英語を話せるようになれば、聞き取りも確実にできるから
ということが理由です。
日本語で考えてみてほしいのですが、自分が話している内容、話している速度の日本語は、自分で聞いても確実に理解できるはずです。
それと同じで、1.5倍速の英語を話せるようになるなら、聞き取ることもできるようになります。
また個人的なコツとしては、音節を意識することをオススメします。
音節に関する詳しいことは以下の動画をご覧ください。
自分は音節を意識してリスニングやスピーキングをした結果、一気に能力が向上しました。
3. この勉強方法に最適な教材は何か?
さて、ここまではリスニングにおける課題と、それに対してベストな勉強方法の話でした。
ただ皆さんが気になるのは、それをどんな参考書でやるべきか、という話だと思います。
結論、私は以下の4つをリスニングの勉強に推奨したいです。
3-1. 精選模試
精選模試は公式よりも全体的な難易度が高いです。
なので結論を言うと、この教材で950点を越えられれば、本番でも900点を超えることはほぼ確実だと思います。
私が950点を越えたのは1回か2回でしたが、何周もしていたおかげで本番では940点を取れました。
やはり本番で900点を越えたいなら、難しめの問題を自分の当たり前にしておかないと、本番がめちゃくちゃ難しくなってしまうと思います。
なのであえて難しめの教材を基準に設定すべきだと思い、この教材を選んで使っていました。
3-2. 金のフレーズ or 金のセンテンス
これは言わずもがなですね。
TOEICに出てくる重要で頻出される単語やワードを多く含んでいるため、絶対に覚えてください。
これが覚えられずに900点を超えるのは難しいです。
どの単語系教材よりも、「優先して抑えるべき単語が載っている教材」と言っても過言ではありません。
3-3. 単語帳アプリ、サイト
私はQuizletという単語帳アプリを使っていました。
別にQuizletでなくても、例えばAnkiみたいなフリーの単語帳でも良いと思います。
ただ個人的にはPCとスマホを駆使して勉強するのが今時のやり方だと思いますし、スマホよりもPCの方が良いと思っているので、PCで使えるアプリをお勧めします。
3-4. Abceed
精選模試や金のフレーズ、金のセンテンスなどの教材は、紙の本を買うのではなく、Abceedと言うアプリから読むことをお勧めします。
Abceedはいろんな英語の教材が入っているアプリで、PCからもウェブ版を利用できます。
3ヶ月で6000円ぐらいですが、6000円で金フレも精選模試もそれ以外の教材も使い放題、点数も自動採点付きで、音声もアプリ内で1.5倍速にできますし、PCでわからなかった単語を見つければ、その場でタイピングにより記録できます。
なのでスマホでぽちぽち入力したり、画面を行き来したり、手で書いたりする手間を省けるので、はっきり言って使わないのは時間の無駄でしかないと思っています。
そのぐらいおすすめです。
4. リスニングを勉強する時のコツ!!
4-1. 負荷をかけて危ない部分を見つけやすくする
自分がリスニングの速度を上げて練習していたのは、その速度に慣れると言うのも理由の一つです。
しかしそれよりも、曖昧な部分を潰すことを大事にしていました。
早くても理解できるような単語や音は、定着し切っているのでさらに学習を深める必要はありません。
しかし本番で問題となってくるのは、定着率が低かったり、速度が変わると理解できなくなってしまう部分です。
本番は緊張などの問題があるだけでなく、音声の質や環境音などの外的な問題も存在してきます。
そのため曖昧な部分やちょっと音が聞き取りにくい程度でわからなくなってしまうような部分は、何かあった時には確実に理解できません。
そうならないよう、あえて1.5倍速にして、曖昧で定着し切っていない部分、まだまだな部分を炙り出して、それを潰しに行くことが重要です。
4-2. 教材を一つに絞る
私がリスニングの教材を精選模試に絞っていたのは、
と言うのが理由です。
一つの教材に絞れば、2周目をやった時にリスニングが簡単にできる自分に気づくでしょう。
たしかに問題の内容は同じかもしれません。
が、音の聞き取りやすさ、理解しやすさが1周目と違う時点で、「この問題は簡単にわかるようになったぞ!!」と言う自信を持てるようになります。
また難易度の高い教材にしてしまえば、何度も言っているように、基準が高くなります。
どうせ本気で勉強するならデフォルトを高く設定しておいて、本番が楽になるようにした方が絶対に良いはずです。
5. 最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。
質問があればできる限りお答えしようと思うので、コメントで書き込んでくださると幸いです。
しばらくしたらリーディング対策編も投稿するので、ぜひお楽しみに。