究極の応援

いつもにましてバタバタとしている、
子どもの幼稚園の運動会の朝。
予定していた出発時刻まであと３分…２分…
痺れを切らした夫が
「まだですかー」と私を呼んでいる。
「もう、いつも準備が遅いんだから！約束した時間に間に合わないよー」と
ぶつくさぼやいてる。
その隣で、とっくに靴を履いて準備万端だった娘が一言。

「大丈夫大丈夫！お母さんならできるよ！」

もう、最高の応援。
心がふんわり暖かくなって、
なんだか本当にできる気がしてくる。
大好きな人に応援されるって、
とても嬉しいことなんだ。
純粋な気持ちで、
そう信じてくれているのが分かるから、
頑張りたいと思うし、応えたいとも思えてくる。

あぁそうか。
娘も、きっとこんな風に応援されたいんだ。
私、これまでどんな風に娘のこと応援してたかな。
大丈夫だよ、できるよ、やってごらんよ
どれもこれも、心から信じて声をかけてたかな。
口先だけになってなかったかな。
もっともっと娘のこと信じてあげて、
心から応援したい。
「あなたならできるよ」って、
娘の力を信じ切ってあげたい。

運動会の応援をする前に、
私にすんごくいいお手本を見せてくれた娘。
今度は私が、全力で応援するからね。
いつもありがとう。