仕事辞めようと決めた映画

「仕事辞めたい」から、「仕事辞めよう」と思った瞬間が、何度となくありました。
朝日を見たときや、会社帰りに田んぼの真ん中をノンビリ自転車こいでるとき、などなど。
中でも本当に背中を押されたなと感じた映画があります。

●アナと雪の女王(https://note.mu/lifeis_veryshort/n/n7eac608f644a)
●トッキュウジャー(これはテレビ)


子供が大きくなるにつれ、戦隊モノ、仮面ライダーやプリキュアを見ることがあるかと思います。
自分も少年時代、通った道です。

大人になって気づいたのですが、敵と戦う系の番組では、ヒーローのリーダーである「レッド」以外の「ブルー」などの仲間たちが入れ替わり立ち代わりその回のメインになり、成長して悪を倒します。

そして、回ごとにテーマが設定されていて、
「友達を大切にする」とか、「夢を諦めない」とか、大人になるとちょっと恥ずかしい気持ちになるセリフをストレートに言葉にし、ストーリーが展開します。

ちょうど私の息子が戦隊モノを見始めたときにしていたのが、トッキュウジャーでした。
そのときの、たった1回のシーンに、エラく心を締め付けられました。

その回は、AかBか、どちらかを選ばないといけない時、どちらにするか迷うと攻撃を受けるという怪人(かなり強敵)が相手でした。
例えば、「昼ごはん、食べたいのはどっち?カレー?それとも寿司?」と、怪人に突然聞かれ、「えーと」ってなったらドカーンって攻撃される感じです。

その時は、トッキュウ2号(ブルー。頼りないけどムードメーカー的な優しいキャラ)がメインの回でした。
ストーリーとしては、1人の味方と自分の2人だけで怪人と戦っていて、味方が負傷。
「俺はいいから、他の仲間を呼びに行け!」と、負傷した味方に言われるものの、
自分がその場を離れると、
負傷した味方は恐らくやられてしまいます。
仲間を呼びに行くか、
その場に留まり負傷した仲間と共に戦うか(2人だけで戦っても敗色濃厚な状況)という2択を選ばないといけないというのがメインテーマでした。

2号は迷いながらも仲間を呼びに行きますが、すぐに戻ってきます。
負傷した味方に、「諦めたのか?」と問われたブルーのセリフ。
「諦めたよ。何かを選択するときに何かを諦めるってことを諦めたんだ!」

大体こんなセリフだったと思います。
すごい集中してテレビを見ている長男3歳の横でこのセリフにしびれ、思わず涙ぐんでしまう33歳。
家族のために、会社に行く毎日が重なっていました。
自分が我慢して会社へ行けば、家族は幸せ。
そう思っていました。

今でもよく覚えてるなあ、と、思います。
あの瞬間、人生観、変わりましたもの。
あれから退職まで2年くらいかかっていますが。

人生を変える映画って、何才になってもきっとある。
だから時々映画を見よう!
っていう話でした!

天気の子、オッサン1人で見るのは
ちょっと恥ずかしかったけど
ドキドキして面白かったし、他にも私と同じようなオッサンもいてホッとした!
っていう話でした。

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