人生を変えた映画一本 新海誠監督のコラムを読み思い出す
今日の新聞に新海誠監督、天気の子の特集記事がありました。
「コアターゲットは君の名はと同じ10代。天気の子を見ても30代から60代以降は人生が変わってしまうことはない。10代にとっては人生の一本になるかもしれないし、そう思って作る方が楽しい」という様なコメントがありました。
実は天気の子はすでに見ました。
確かに人生を変えるほどの影響は感じていません。
が、新海監督、さにあらずですよと思い出したことがあります。
実は私には、30代になってから見た映画で仕事辞めようというきっかけになった人生の一本があります。
30代でも、もしかしたら60代過ぎても人生を変える映画ってあると思います。
水野晴郎さんの、「いやあ映画って、本当にいいもんでさね」って言葉、大好きです。
30過ぎた私の人生を変えた映画は、
「アナと雪の女王」
「トッキュウジャー」
正確には2本です。
正確にはトッキュウジャーはテレビですが。
どちらも30代男性向けのものではなく、これを公言するのも恥ずかしいです。
が、まぎれもなく自分の人生を変えるきっかけになった作品です。
まずアナ雪から。
「流行っているから」と、どんな映画なのかも、ディズニー映画ということも知らないまま1人で見に行きました。
元々映画は大好きですが、結婚や子供などのライフイベントにより、映画館で1人で映画を見ることはほとんどなかった頃です。
どういう訳か、この映画は「見よう」と思ったのです。
そして、上映早々、
「何コレ?ディズニー?」
「これは俺みたいなオッサンが1人で見に来る映画ではない」
と、映画館から立ち去りたいと思うほど恥ずかしくなりました。
しかし、だんだん映画に引き込まれ、
あの主題歌を歌うシーン、
黙って我慢してきた女王が、思い切り自由に生きようという決意のシーンに思わず
「俺も、かくありたい」と。
シンプルにそう思いました。
女王が一気に生まれ変わる印象的なシーンです。
周りに迷惑をかけないよう、秘密がバレないよう、そればかり気にして生きていた女王を、「誰からも怒られないよう、丸く丸くモノゴトを進めよう」と、会社でセンセイや看護師さん、○○士さん、上司などに怒られないようにということを第一に考えながら仕事をしていた自分に重ね合わせていました。
会社は窮屈でした。
何で俺がこんなことせんといけんのだ?とか、
○○しなければいけない、とか。
これ、お前の仕事だろう?何でせんや?とか。
そんなんばっかり思っていました。
自分が悪い、あいつが悪い、厚労省が悪い…
米津玄師さんのパプリカ「幸せを数えたら〜」とは正反対のことをしていました。
娘がカラオケでこの歌(アナ雪もパプリカも)を毎回歌うのですが、まさにあの歌うシーンの映像が流れるので、毎回あの時の気持ちを思い出します。
たまに熱唱すると娘から「お父、歌わんで」と、冷ややかな言葉を浴びます。
トッキュウジャーについては、また次回にします。
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