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🎾グランドスラムについて

はじめに

 私はテニスについて、あまり詳しくないです。スーパー有名な選手しか知らないし、ルールも怪しいです。「エースをねらえ!」が大好きで、漫画とドラマを何往復もしたなかで得た知識しかないと言っても過言ではないです。
 今年、たまたまタイミングがかぶり、全豪オープンのタイミングで開催都市であるメルボルンにいたので、会場に入ってみました。行った際に行われていたのがほぼ決勝戦のみで、決勝は観戦料が高い(確か1番安い席で20万円弱)という理由から、試合はTVのみで観ました。来年は、もう少し早いタイミングで訪れて、生で試合を観てみたいものです。
 全豪オープンを含めたテニスの四代大会、「グランドスラム」はそれこそ漫画で読んで知っていましたが、詳細を知らないなと思い、調べてみることにしました。


ざっくり概要

 グランドスラムは、国際テニス連盟が定めた以下4つの大会の総称です。

  • 全豪オープン:1月、メルボルン、1905年〜、ハードコート、唯一の南半球での試合のため時差や気温の変化への適応が難しく番狂せが起こりやすい

  • 全仏オープン:5-6月、パリ、1891年〜、クレーコート、クレーは球速が遅くなるためラリーに耐えられる体力や精神力が求められる、土地柄かグッズがおしゃれらしい

  • 全英オープン:6-7月、ロンドン、1877年〜、芝コート、ウィンブルドンとも呼ばれる最も歴史のある大会、「オールホワイトルール」という身につけるもの(現在は女子の下着以外)はすべて白色でなければいけないというルールがある(!)

  • 全米オープン:8-9月、ニューヨーク、1881年〜、ハードコート、観客動員数・賞金総額ともに世界最大


グランドスラム達成とは

 4つの大会すべてで優勝することも、「グランドスラム」と言うようです。「年間グランドスラム」と「生涯グランドスラム」が存在し、「年間グランドスラム」は同じ年での達成が必要となるため、非常に難易度が高いです。実際、これまで男子シングルスでは2名、女子シングルスでは3名のみ、ダブルスでは同一ペアでは3組のみしか達成していないとのこと。オーストラリア人で達成していたふたり、ロッド・レーバーとマーガレット・スミスは、コートの名前になってた!と少し興奮しました。「生涯グランドスラム」ももちろん難しく、現在男子シングルスで8名、女子シングルスで10名の選手が達成しているにとどまります。
 グランドスラムとオリンピックで優勝すると「ゴールデンスラム」という称号が与えられ、「年間ゴールデンスラム」の場合は4年に1度しかチャンスが来ないこともあり、最難関の偉業とされています。「年間ゴールデンスラム」達成者は、女子シングルスのシュテフィ・グラフ選手のみみたいです。とにかくすごい。


もうちょっと

 今年の全豪オープンでの個人的ハイライトは、正解ランキング5位のメドベージェフ選手が76,000ドル(約1,200万円)の罰金を課されていたことです。ネットに付いているカメラを壊したり、ラケット投げたり、記者会見(選手は出席マスト)を欠席したり、やりたい放題ですね。今回大会の賞金の過半以上だったみたいですが、個人的にはもったいないなあと思ってしまいました。
 また、今回調べてて、「ウィンブルドン現象」という言葉を見つけました。恥ずかしながら知らなかったのですが、意味は以下です。

外資系企業に国内市場を占有されながらも市場活性化が進むこと

野村證券 証券用語解説集

強豪選手が多数集まるようになったはいいものの、開催地イギリスの選手が勝ち上がれなくなってしまったのは、なんだか残念ですね。お相撲さんの世界でも同様の現象が起きていたみたいです。


さいごに

 同じテニスの大会といっても、大会ごとにお国柄や歴史に基づいた特色があっておもしろかったです。「エースをねらえ!」で出てきた選手の名前も出てきて、ちゃんとすごい方だったことも学びでした。今年会場に入って、お店めぐりをするだけでも楽しかったので、もう少しルールを覚えて、来年は全豪オープンの試合を観に行きたいなと思います。


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