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北の大地をブンブブン

スノーモービル

前部がスキーの板みたいに二枚板で後部はキャタピラみたいになってて、キャタピラが勢いよく回ることによって進んで行きます。南の島で生まれ育った私は、フィンランドに行って初めて実物を見たんだけど、なんだかんだ言いながら実はこれが一番好きだったかも。

島ではマリンアクティビティが人気なので前々からジェットスキーは乗りたいなと思ってはいましたが、まさかそれよりも先にスノーモービルに乗ることになろうとは。

ラップランド(私が住んでいたフィンランド北部の呼び名)では先住民のサーミ族とかそれ以外でも、スノーモービルを日常的に移動に使うことがあるようで、子ども用の小さいスノーモービルもあるようです。乗っている子どもを初めて見かけたときはびっくりでしたね。子どもでも自由に移動ができる”自転車”みたいな感覚かな。すごっ。

どんな感じ?

観光アクティビティなので、基本的には決まった道を一列になって走行します。途中、例えば、木が倒れていたり動物に出くわしたり何らかの理由で減速や停止する必要がある場合に、先頭を走る人が後続のみんなにそれを伝えなければいけないのですが、エンジン音と車間距離で声でなんて伝えられるわけはありません。どれだけ叫んでも無理げーです。なので、出発・停止・減速のコミュニケーションはハンドサインで決まっています。

ヘルメットは必須。エンジンのかけ方・ハンドサイン・転倒時に備えてなど一通り説明してから出発します。最初はすごくスピード出ているように感じても実際は時速10~20㎞くらいだったりですが、ゲスト達も非日常体験を楽しんでいる様子が見てて毎回とても楽しかったですね。あ、ちなみに二人乗りもできます。

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(オーロラ観るために暗闇の森にも入ります。そもそも極夜なのでだいたいいつも暗いけどね)

ハンドル操作というよりも重心移動で左右にカーブしていくのですが、ベテランともなれば後続のゲスト達の様子確認のために立ち乗りをするんです、しかも片側に。例えば右側の足置きに両足で立ってハンドルも右側だけを握り体は完全に横向き、みたいな。さすが現地人は違いますね!

私はというと、スノーシューの時みたいに後ろの方で列を見守っています。うっかり木に突っ込んでしまって事故ることもありますからね。幸い私はゲストの事故に直面したことはありませんが、自分自身が転倒したことはあります。みんな無事だったから良かったけど、報告書もんでした。ほんと、こういうのは何よりも安全第一です。この話はまた別で書きます。

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(暗闇の中、向こう側からブンブンとエンジン音を響かせながらスノーモービルの列がやってきます。めちゃかっこいいんだけど、この写真じゃ伝わらないのが残念・・・w)


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